VSオーガ
「ファイルン…!」
ズサッ…
オーガがレマに気を取られている間にスキルを発動、ヘルメアが首元に剣を叩き込む。
ヘルメアの剣は命中した、しかしオーガの肉体にある程度のダメージは与えたものの即死には至らないそして何より…
「まだ攻撃を続けてください!奴には高い再生能力があるから…まだ!」
「わかっている!だがお前は逃げろ!二回もラッキーが続くことはない!早くしろ!」
ブガァァァァ!
「…」
レマはヘルメアに背中を向けて走り出した…
◇ ◇ ◇
ガツッザッグスッ
やはりヘルメアはオーガのパワーに押され始める…
「クソッ!ダメだ…腕がハチきれそうだ…!」
剣と生物がぶつかる鈍い音…そもそもヘルメアの両手剣は安物を使い続け、もはや鈍器に近く有効だが出せない。
「…やはり撤退するか…」
サツッ
突如野菜でも切るかのような音がした。
ブガァァァァ!
直後、オーガの首から血が噴き出る。
そしてその背後にいたのが…
「レマ!?」
さらにレマの右手には透明ながら荒々しく長く尖った先端を持つ武器のようなものを持っていた。
「はぁ…はぁ…と…止めだッ!」
レマは動悸を起こしつつもオーガに最後の一撃を入れるため前に出てオーガの心臓めがけて武器をふるう…
ギャバァァァァ!
しかしその瞬間オーガの最後の抵抗の拳が…
バギャァ……ドスッ
レマに直撃、骨が折れた音と共に洞穴の壁にたたきつけられ…そして彼の武器は液体となり地面に吸い込まれた…
◇ ◇ ◇
「…む…?ここは!?」
「教会だ」
「ヘルメアさん…あれ…?僕の体が…もう治っている…これって…いったい?」
「教会で生き返らせてもらったんだ…」
「…つまり…僕は…一回死んで…うっぷ…するするする…は…」
「オイ!ここでは頼むからここではやめろ!」
◇ ◇ ◇
「ごめんなさい…寄付金は高かったでしょう…」
「大丈夫だ大体お前の活躍で帳消しだ、あとこれぐらいの金ならお前の自由に使っていいぞ」
「…ありがとうございます…そしてごめんなさい」
「…そういえばレマ、オーガを倒したあの武器は一体何なんだ?」
レマのごめんなさいムードをどうにかしようと話を転換した。
「それは…ヘルメアさんが倒したあのスライムのスキルですよ」
「…どういうことだ?」
「あのスライムのスキル…えっと…液体を固体に変える魔法を見様見真似でやったらできちゃいました」
「…それでどうやって武器にしたんだ?」
「それは付近の滝の水を細長く固めて作りました」
「…お前…本当はもうユニークスキル覚醒してるんじゃないのか…?」
「い…いや…そう言うわ……いえ…自覚はありません」
「…?」
ハーフェストティゴング(スキル・魔法)
効果範囲・・・C
発動速度・・・C
コスト・・・D
成長性・・・B
レマが見様見真似で得たスキル。
液体を性質を変えずに固体にする、また硬度も自由に変えられるが高くすると脆くなってゆく。




