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意外な一面

 レマはすべて話した、前世界で訓練により過労死したこと、直後この世界に飛ばされたことをヘルメアに伝えた。


「ふむ…信じられんな」

「…ですよね…」

「だが、ここは嘘をつく状況じゃないな、信じることにしよう…」

「ありがとうございます!…って信じてくれることに感謝するって少し違和感がありますね…」

「いや…「信じてもらう」ということはかなり大切なことだ…そうだな…私も言いずらいことをお前に話そう…」

「へ…?」


(なんだろう…少し変な話の流れだな…)


「実は私…貧民街の出身なんだ…」

「…」

「…なんか言ってくれよ…」

「話は最後まで黙って聞くタイプなので…」

「…それでな、私たちを小馬鹿にする貴族どもに一杯食わせるために私は強くなったんだ…!」

「…なるほど…確かに…意思がない人は強くならないということをきいたことがあります」

「お前…返しが適当じゃないか?」

「…」


 (それらしいこと返せば大丈夫か)とか考えてたのは完全に図星である。


「…これで両方平等…という話の流れにしたかったのはわかりましたが…無理してそんな風にしなくていよかったのですよ?」

「う…うるさい!」


 ヘルメアは顔を赤くしてそっぽを向いた。


◇     ◇     ◇


「ここは…」

「酒場だ、ここは依頼を受けたり仲間を集めたりする」

「なるほど…」


 しかしレマは思った…


(うるさいな…ここは…)


 このかなり大きな空間にも関わらず人口密度が高く8時ぐらいで仕事終わりの人も多いせいかバカ騒ぎしているヤロー共も多い。


  ぎゅるる~


「…」

「腹が減ったのか、お前はこの世界の人じゃなから金もないだろ?」

「はい…」

「今日は私のおごりだ、好きなものを頼んでいいぞ」

「ありがとう…」


 レマはメニューを見てみる…


(…カエル、ヘビ、ネズミ…ゲテモノばかりだな…よくわからない物もあるし…)


「じゃ…ヘビの丸焼きで」

「えぇ!」

「え?もしかしてヘルメアさん…」

「そんなことはない!ヘビなんか嫌いじゃない!」

「…」


(ヘビ…嫌いなんだな…ヘルメアさん…)


「そういえば…ヘルメアさん…」

「な…なんだ!?」

「空から…その…鉄塊が落ちてきたのですが…それは…前にも落ちてきたんですか?」

「空から鉄塊…?ああ…エレプトムか…全くの正体不明だが非常に硬度が高いし軽量だから武具に使われるし売ればかなりの値段になるから取り合いにもなる…家に落ちてきたら大変なことになるが…」

「…それは…」


「お待たせしましたヘビの丸焼きです…」

「イヤァァァァ!」


(…やっぱり…)



 エレプトム(アイテム)


 正体不明の鉄塊、非常に硬度が高く軽量武具に使われることが多い、しかし加工の難易度も非常に高く限られた鍛冶屋にしか扱えない。


 この世界で戦闘機を作れる人物と言えば…?

 そして何があって残骸となって落ちてきたのだろうか…?



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