新しい魔王
「やはり…人数が少ない分一人一人の兵力は強いですね」
「だな…こいつらの一人でも私たちに襲ってきたら…不味いことになるな…」
「ですね…」
「そういえばレマ、こいつらが使うスキルを模倣できたりしないか?」
「無理です、ある程度近づいてかないと魔力の形が確認できません」
「ねぇ、ところでアタシたち大丈夫なのよね?!できればはやくここから逃げたいんだけど!」
「…そうですね、出来ればこの戦が終わるまで見てたかったのですが…思ったより激しかったので撤退です」
「やったぁ!」
キュィィィィィン!
突如金属が空を引き裂くような音が響く…
「!この音は!まさかッ!」
「ウソ…でも間違えないわ…」
「「ジェット戦闘機!」だわ!」
「おい!コレどうするんだ?!」
「…終わりだわ…アタシ…責めて彼氏が欲しかったわ…」
「なにベタなこと言ってるんですか?!起伏に隠れればどうにかなります!」
パッ…キィィィン…
しかし投下されたモノはスタン爆弾、瞬間的で強烈な光と音で気絶させる爆弾であった、耳と目が使い物にならなくなる…
数秒後…
「…くぅ…はっ!みなさん!大丈夫ですか?!」
レマは起伏でスタン弾の直接的な光と音から身を守ることができ気絶は免れた
「…う…私も無事だ…」
「きゅぅ…」
ヘルメアも無事。しかしフューリアはダメだったようだ…スタン弾でよかった。
「…!目標は!」
レマは双眼鏡を覗く…その先には両軍兵士九割が倒れていた…
「はやく戻りましょう、このことを報告するために」
「わかった、はやくいくぞ」
◇ ◇ ◇
「ふむ…」
レマは新聞を両手に唸る
「どうしたんだ?」
「…戦争は終わりです、終わったようです…」
「だけど…」
「あの航空機は新たな魔王の刺客として扱われていますね…」
「…ねぇ…そのことなんだけど…アタシたちで調べてみない?」
「…珍しく乗り気ですね、今日の食事に何か入ってました?」
「ちょっと!ごほん…あの航空機の技術ってアタシたちが前にいた世界の技術よね?」
「…確かにそうですが…それよりも明らかに高性能でした、となると…僕がいた前の世界の住民がここにやってきて…その航空機を作り、あの戦場に飛ばしてきた…と考えるのが妥当でしょうか?」
「…そのことだが…そういえばあの…センシャ?ってやつも…」
「奴の仕業…と考えていいでしょう…ん?そういえば…あの戦車がいた場所…あの戦場です!」
「つまり…?」
「戦争が起こることを…知っていた…?」
「でもなぜだ?あんなデカブツが何の用でそこに?」
「おそらく地形を調べていたんじゃないんじゃない?地形だけで戦線が予想できるし、ジェット機に急な爆撃地点の変更は不可能よ」
「なるほど…」
「…それと…奴はどうやってあの戦争を知ったのでしょうか…」




