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空から不可解な物体

 ドッガァシャァ!


(こ…これは…)


 レマの付近に落ちたのは…謎の鉄塊…しかしすぐにその正体がわかった…


(これは…せ…戦闘機の残骸…!な…なぜ…ここは過去の世界…のハズ…)


「こ…ここは…どこなんだ…?現在…過去…?」


 再び頭を抱え困り果てるレマ…


「はぁ…はぁ…ウッ…」


 とうとうレマの意識は錯乱を始め、吐き気と貧血までの症状が現れた。


◇      ◇      ◇


「…!ここは!」


 レマが目を覚ますと今度は宿屋のベッドの上に…


「ま…まただ…つ…次は…こんなところに…僕は…僕は一体何回…何回僕は…どこに…次はどこに飛ばされるんだ…」

「お前…少し落ち着いたらどうだ?突然私の前で吐いて…」


 レマの目の前には両手剣を背負った屈強そうな女の人がいた。


 しかしそのことでレマはさらに取り乱し…


「ぼ…僕のそばに近寄るなァーーーッ」

「落ち着け!」

「こ…ここから早く逃げなくては…!」

「オイ!そこは2階だ!」


 女はエマを取り押さえると


「やめろぉ!僕に何をするだァーッ!」

「変な風に聞こえるからやめろ!」


◇     ◇     ◇


「私はヘルメア グナイゼナウ、ヘルメアって呼んでくれ」

「ぼ…僕は…レーベヒト マース、レマって呼ばれています」


 レマはやっと落ち着くまで20分が経過。(その間、地面に嘔吐をまき散らす被害を出してしまった)


「ところでヘルメアさん聞きたいことがあります…」

「なんだ?」

「一体…ここは…どこなのですか?」

「…は?」


(ダメだ…なら…)


「……今は西暦何年ですか?」

「…は?西暦?お前は何を言っているのだ?」

(これは……「西暦」という言語が()()…そしてこの時代だと…いうことは…俺の…俺の元居た世界では…)


「あ…ありえない…」


 レマは今度はベッドに倒れこみ虚ろな目で天井を見上げる…


 レマはここが異世界だと()()した、いや、理解して()()()()真実を前に絶望してしまった。


「レマ…お前…いろいろと大丈夫か?」


 一方ヘルメアはレマのころころと変わる状態に全くついて行けていなかった。


◇     ◇     ◇


「僕は…これからどうすれば…何もわからない…知らないこの世界で…」


 宿から出てすぐにレマは途方に暮れる。


「…まず身分証明書を発行してもらおう、話はそれからだ」

「…ありがとうございます…」


◇     ◇     ◇


 市役所…


「なんの要件でしょうか?」

「こいつの証明書を発行してくれ」


 レマは無言でカウンターの前に立つ。


「まずこちらに 名前 年齢 職業 出身 を記入してください」


(…職業と出身をどうしようか…そうだ)


 レマは職業を「エンジニア」、出身を適当にこの町の名前の「オルラン」と記入した。



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