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謎の戦車

 移動中…


「…!マズイです!」

「なッ!どんな奴だ?!」

「話は後です!こいつとは絶対に相手はしてはいけないです!これだけは確信できます!逃げましょう!早く!」

「だからどんな奴だ!」

「後って言ってるでしょう!」


 レマが見たものは…



 ()()…現代の…いや…現代より少なくとも半世紀は先の戦車だ…



 そして砲身が…こちらへ向く…


「起伏に隠れましょう!奴は俯角を取るのには車体の形から限界があるはずです!」

「わかった!」


 レマ達が隠れた直後…


 ズバァァンッ!


 ドバァァッ!


「「うおおォォッ!」」


 戦車の砲撃は起伏ごとレマ達を吹き飛ばす。


(…マズイ…これでは…!次の砲撃で間違えなく全滅だ…!これをどうにか防ぐのは…やるしかない!)


「ボフォーブン!」


 即席で編み出したこのスキルは前が見えなくなるほどの土煙の動きが止まる…


 直後バタリとレマが倒れた


「大丈夫か!」

「魔力が尽きただけです…それより逃げてください…できれば…僕を背負って…」

「お前ぐらい背負てもなにも支障は出ないから安心しろ!」

(…この言い方は癪に障るな…)


 ヘルメアはレマを背負いながらも、猛烈な勢いで駆け抜ける…


「ウガッ!ちょッ…ブフォッ!」


 レマの顎はヘルメアの肩にガツガツぶつかってゆく


 一方戦車は固定された土煙にぶつかり立ち往生、砲撃を行うが砲弾が土煙に命中、その爆風により砲塔が破損し射撃不能に、レマ達は危機を逃れた。


◇      ◇      ◇


「はぁ…はぁ…さっきの奴は一体…?」

「ヘルメアさんこそ…500mぐらいをこのスピードで駆け抜けていたのが驚きですよ…」

「そんなことより…」

「わかってますよ、奴は僕が前居た世界の兵器です、装甲目標を貫く強力な武装と時速50kmから70km…(省略)」

「なるほど…?で、どうしてレマが前居た世界の兵器がここに?」

「…多分僕が前にいた世界の人が何らかの方法で作りだしたのだと思います」

「ならなぜ攻撃を加えてきたのだ?」

「多分AIで動かしているのでしょう、ですが…なぜこんなところに戦車を配備しているのでしょう…」

「ちょっと待て…えーあい…?ってなんだ?」

「それは…(省略)…あと5分ほど休ませてください…」

「わかってる…私もさすがに疲れたからな…」

 


  ボフォーブン(スキル・魔法)


効果範囲・・・C

精密動作性・・・B

発動速度・・・C

コスト・・・D

成長性・・・B


 ハーフェストディゴングの派生型…?

 物質物体を固定するスキル、固定する強度は魔力を込めるほど強くなる。


 なおレマは物質物体に影響を及ぼすスキルを得意としている(と思う)

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