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お菓子

鎌倉旅行で高徳院に着いた連を率いる班は

なんと不思議な扉があった。そこには大きなマンホールがあった。

その中に入った連たちは順調に進んでいったが

連が銃で撃たれてしまった。

大ピンチになった連たちはこれからどうなるのか・・

連は肩抑えながら進んでいった。

連は汗と荒い息で苦しそうな顔をしている。

みんなが連のことをちらちらと、ちら見をしてくるのが分かる。

だが、誰もが何もしてあげられない事を悔やんでいた。

健太や隆志は、話してあげたかったが汗と痛みに耐えている連に話す言葉はなかったのだ。

しかし、連には孤独に思えて仕方がなかったのだ。誰も気がついてくれない

こんなに痛そうにしていても・・・。

だが、そのときに香奈が優しく話してくれた。

「肩、まだ痛むの?ハンカチを変えてあげる。」

香奈の言葉はとても嬉しかった。連は「ありがとう」と痛さに負けない笑顔で返事をした。

布だと思ってたのはハンカチだったんだと今気がついた。連が気がついたときには真っ赤だったから全然気がつかなかった。

しかもよりによって香奈のものとはものすごく嬉しかった。

連はハンカチを変えてもらいピンクのハンカチは真っ赤になることはなかった。

だが、まだまだ痛みが続いた。

連のライトは弾が当たって壊れてしまったからみんなと離れたらまずいと思い、一生懸命歩き続けた。それから歩いて30分ぐらいだろうか、実際に連はものすごく長く感じた。

「あったぞ、次へのマンホールだ。」

みんなは、はしゃいでいた。だが連はものすごく疲れていて倒れそうだった。

これに気がついた真希と香奈は「ちょっと休憩しようよ」と健太と隆志に言った。

「そうだな、俺たちも疲れてきたし・・・」

とりあえず少し休憩する事にした。

「腹、減らない?」と隆志が言ってきた。

連は時計を見るともう11時を回っていた。

空気が読めない隆志はみんなに睨まれた。

「お前って本当に空気読めない奴だよな、俺気にしていなかったのに言われたら腹減るだう」

健太はがっかりしながら隆志に叱った。

「やっぱ減っているんだ、実は・・・・」

と隆志はポケットからお菓子を取り出した。

みんなはお菓子に釘付けになった。

「それどうしたんだよ、バックは置いてきたはずだろう」

連は班長として隆志に怒鳴りつけた。

「まぁまぁ、欲しいんだったら怒るのやめろ、それに怒ると血が出るぞ」

連は歯を食いしばり怒りを抑えた。

「じゃぁ、何でお菓子が・・・」

「こっそり食べようとしてポケットに入れていたんだよ、まさかこんな形で役に立つとは、思ってなかったよ」

連はがっかりしたが、結果的には助かっているので仕方がなく頭を下げて謝った。

「よかろう」と隆志はみんなにお菓子を配った。良くこんなにお菓子を持ってきたもんだと

ついつい感心してしまった。

「じゃ、そろそろ行くか、」

健太はマンホールをあけてみんなは中へと入って行った。

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