傷
不思議な扉に入った連と4人組は、不思議なマンホールへと向かう。その中は暗くて迷路のようだった。
そしてまたマンホールを見つけその下には・・・
マンホールの中に入るとまた同じ迷路だった。
「よし俺について来い、大丈夫だ俺に任せろ!」
自信たっぷりの健太の表情はわくわくしている子供そっくりだった。
なにがおもしろいのか連はサッパリ分からず健太についていった。
歩いて数分で最初の分かれ道があった。
俺は右に行きたがったが健太が迷わず日誰に行ってしまった。
よく迷わずに左へ行けたもんだ、と連はものすごくムカついていた。
左へ曲がってすぐに向こうからものすごく速くこっちに向かってきた。
健太は銃を構えて次の瞬間 “バーン”とものすごい銃声が迷路に響き渡った。
連はあまりの恐ろしさに立ちすくんでしまった。きずいた時には健太が犬を持っていた。
「こいつだな、結構大きいな」と冷静な表情でみんなに見せびらかした。
みんなは驚いた。腹から血が出てるのに関わらず、表情を変えない健太は恐ろしかった。
香奈は涙を流して泣いてしまった。香奈は動物を何よりも愛してた彼女には耐えられなかったんだろう、彼女はものすごく泣いていた。
「し、仕方がないだろう、あきらかに俺たちを狙ってたんだぞ、食われるところだったんだぞ。」みんなは分かっていたがあまりにもきつかった。健太は犬をそっと置き次へと進んでいった。だが、連には何かおかしいと思ってた、健太の行動が。しかし今はそんな場合ではない、現に今も俺たちを狙ってきたのは事実だ。集中しなければ・・・死ぬ。
とそこで二つ目の宝箱があった。中には銃の弾とライトが4つあった。
それをみんなに配った。ライトが5つに増えたときは正直ほっとした。
1人1つずつライトが持てて銃の弾が結構増えた、これなら弾切れの心配はしなくてすむ。
しかし、みんなの目つきは変わった。そう楽しいゲームをする目じゃなく獲物を狩る猛獣の目に、そして緊張しながら恐る恐る歩いていた。
“スタッスタッスタ”奥から足音が聞こえてきた。今度は犬じゃない、人のような気がする。
「おい、ライトを消して端っこに隠れろ、銃を持って構えろ!」
みんなは首を振ってライトを消した。一歩一歩向かってくるのが分かる、その分緊張も近づくにつれ心拍が上がってくる、口まで垂れ下がってきた汗がジョッパイと感じる。
連の目の前に人が通った、2人いただろうか、暗くて分からないしかし、こっちもばれずに隠れられている。そして何もなかったように通り過ぎて行った。
その瞬間だった。連の目の前を通り過ぎた時に思わず銃を落としてしまったのだ
「いたぞ」との合図と共に銃声が鳴り響いた。連は思わず目をつぶってしまった。気がついたときには男が2人倒れていた。
「いたっ」気がついたら連の右肩に弾があたていた。熱い苦しい痛い、連は倒れこんで肩を押さえて転がりだした。
大丈夫かと4人が駆けつけてきたがまだ痛い肩を見ると血がドバドバ出てきた。
連は気がついたら気絶していた。
「おい、連、連・・・大丈夫か?」
気がついたときには肩は痛くなかった。肩には布が巻かれていて血が止まっていた。
「連、大丈夫か、痛くないか」
と仲間の声がとても嬉しかった。
「な・・なんで人が倒れていたんだ。誰が殺したの?? 」
連は気になってどうしようもなかった。銃を落とした瞬間にやばいと思い目をつぶって
そしたら人倒れていたそして肩も・・・・。
「健太がやったのさ」
と隆志が言って香奈と真希が泣きながらうなずいた。
「やっぱりな、お前しかいないからな」
と笑って健太にありがとうと言ってやりたかったが、方の痛みがいきなりきて
それどころじゃなかった。何とか立ち上がる事ができ、銃を片手に持って「行こう」
とみんなに言った。
こうして次へと進んでいった。
え・・・とやっと3話にいきました。
次からは後書きを書くのをやめようと思います。
後書きより4話を期待してください。では4話を期待してください。