第九話=充電
清市はとっさに研究室へ走り出す。
「大五郎たちはそいつをくいとめてくれ」
大五郎とタツムは充郎の前に立ちふさがった。
充郎は大五郎を押しのけようとしたが力及ばず。
清一は研究室にたどり着く。
「どこだ、USBケーブルをつなげば充電ができるはず」
ようやく充電するところが見つかるもUSBケーブルがつながらない。
清一は恐怖から焦っていた。
遠くからタツムの叫び声が聞こえた。
尋常じゃないことは確かだ。
「これマジやばいっしょ」
冷や汗がにじみ出る。
早く充電をしてカラミティアを呼び出さなければ自分はおろか二人は充郎の餌食に。
「落ち着け落ち着けよ……」
ハッとしてタイムカプセルを開けてみた。
『BATTERY』と書かれたところに目が行く。
清一は確信する。
「間違いないここっしょ」
天才のスマホをそこに置くと充電中と表示される。
そこへタツムがやってきた。
「タツム、充電ができたよ」
「そう……」
タツムの雰囲気がいつもより違うことに気付き、清一は青酢さりする。
「どうしたの顔色わるいし?」
「心を清めなさい」
タツムは清一に襲いかかってきた。
「なにするんだよ、俺っちをまた脅かそうとしているな?」
「……」
タツムは無言のまま尚も清一に襲いかかる。
『バッテリー残量が100%になりました』
音声が響きわたるやいなや清一は天才のスマホを取り出しカラミティアを呼び出した。
「厄介な相手ね……守護、破壊?」
「守護でおながいします」
「了解……」
カラミティアは聞きなれない名前を呼んだ。
「トラソルテオトル……姿を現して……」
だが、それらしきものは出てこない。
「なるほど遠隔操作ね……マスターおそらくこの女を操ってるのがいるはず探だし再び私を呼び出して……」
「マジありえねっしょ」
清一は状況を把握して泣く泣く探すことにした。