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天才のスマホ ー神の攻防ー  作者: イフジタダヒロ
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第十話=神の罪と罰

 タツムは依然意識がないのか清市に襲いくる。

 そんな状況でタツムを操っているトラソルテオトルを探す。

 目の前に大五郎が現れた。

「大五郎、ちょっとタツムを何とかしてくれよ」

 しかし大五郎も操られているのか清市を投げ飛ばしてきた。

「マジありえねっしょこれ、大五郎も操られんの?」

 どうにか逃げきるように全力で走り、大五郎たちを売り切った清市の前に充郎が現れた。

「清市く~ん、遊びましょ~」

 相変わらず涙目になり鼻水を垂らす清市はもはや命乞いしかなかった。

 頭を地面にくっつけ土下座で謝る。

「すいません、すいません。元々は、おれっちたちがパーティーなんかをやったからですよね? お怒りをお沈めください」

 充郎は清市の髪の毛を引っ張り顔面を膝蹴りする。

「ふん、腰抜けがお前なんか俺の手を下すまでもない」

 充郎は創造のタブレットの中からトラソルテオトルを呼び出した。

「あなたは罪を犯した、私が清めましょう。そして罰を受けるのです」

「なんでもしやすっ! だから命だけはご勘弁を……」

 清市は尚も頭を地面につけて命乞いをする。

「殺しちゃっていいよ」

 充郎の無情な一言。

(マジで殺されちまう)

 清市はとっさに研究室へと走った。

 聖人が現れた以上、カラミティアに任せるしかない。

「追いかけろ」

 充郎の命令で大五郎とタツムが清市を追いかける。

 研究室まであとわずかなところで足がもつれ転倒していまう。

「お願いだ、二人とも目を覚ましてくれ」

「無駄よ……守護、それとも破壊?」

 清市が土下座をしたとき、カラミティアが背後に立っていた。

「守護でおながいします」

 充郎は舌打ちをしてその場から姿を消した。

「チッ、あとは任せるよ」

「はい」

 トラソルテオトルは清市たちに天罰をくらわした。

 なぜだか力が抜けていき意識が遠のいていく。

「タイマンか? 面白いなオイ!」

「天才神・カラミティアあなたは罪を犯した、罰を受けなければならない」

「フン上等だ」

 カラミティアはスマホを手に取りコードを打ちこむ。

『10、コード認証確認』

 すると拳銃みたいなのを取りだしスマホをくぼみにセットする。

「このスマホガンでとことん破壊してやるよ」

「おやおや、あなたのマスターは"守護"とおしゃった。約束を守れないのですか?」

「知ったことか」

 カラミティアはスマホガンを連射する。


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