天晴れ [二百文字]
名もなき俺が、失うものなど何もない。
なんだか、こんな言葉があった気が・・・。
名もなき俺の命が終わるのは、
命の灯が消えるのは、はたして一体いつだろう?
俺は長く生きながらえた。 昔は、「20までには死にたい」と。
30・40・・・そして、今・・・。
軽く100は越えちまって、記憶もボケて、そして、今・・・。
楽しかったことも、悲しかったことも、たくさんあった。
出会いもあって、別れもあって。 それは、それは、楽しかったさ。
俺の生き方、思ったよりも“天晴れ”で、満足だったこと、この上なし。