ブルーファンドについて~数学の若手研究者を支援したい~
どうもこんにちは。レストです。普段はしがない物書きをやっております。
今日はタイトルの通り、創作と全然関係のないふわっとした将来の野望の話をさせて下さい。
私には当時叶わなかった夢がありまして。それは数学者になることだったんです。
大学まではとにかくがむしゃらに、真剣に夢に向かっていました。
中学受験をして、いわゆる良い大学の数学科に合格して。そこでも自習とかゼミとか、とにかくやれることは頑張って。
ピークは1日10数時間はやっていたかもしれません。途中まではそれとなく順調にも思えたんです。
ただ、上には上がいました。進めば進むほど難しく、決定的な挫折を味わいました。
人付き合いでもあれこれ悩んで鬱をやってしまったり、経済的に余裕がなかったり、自分の才能に自信が持てなかったりで。
結局色んな理由で、最後まで数学を続けられなくなってしまったわけですが……。
今はちょっとだけ数学を使うけれど、ガチで数学を使うほどでもない専門のお仕事をしています。根が社不なんでいつも苦労していますが、まあ何とか。
ただ社不なりにも辛うじて社会の一員としてやっていくようになって、少しはわかったことがあります。
お金のありがたみというやつです。
お金というのは、みんな大変な思いをしてやっと稼ぐものです。決してすべてを解決するわけではないが、中々使えるものでして。
だからこそ簡単に蔑ろにしてはいけないものだし、時には人生を支えたり、変える力があると思っています。
食っていくということは、それでお金を稼ぐということです。私には数学で食っていくという強い信念やビジョンが持てなかった。
その弱さが。結局は漠然とした不安に押し潰されて続けられなかったのだと、今ならよくわかります。
そんな私は、数学はほどほど趣味にしつつ、今はどちらかと言えばより創作趣味の方に打ち込んでいます。
理由は色々ありますが、一つは自分にしかできないことをしたいという気持ちがどうしても捨てられなかったからです。
当時は数学で新しい結果を出したいと思っていましたが、それが叶わなくなっても、やはり何かしらはしたかったのです。
自分なりの何かがないと。そうでないと生きる意味がないとすらどこかで思ってしまっていて。
いい年して厨二チックで何とも生き辛い奴ですが、実際正直な気持ちです。
また創作趣味の傍ら、コツコツ資産運用にも取り組んでおりまして。割と本気でやってる方かなと。
ただ、最初からスムーズにできたわけではないのです。
特に20代は鬱もあって就活がまともにできなかったので、ニートやフリーターから始まって。本当に大変だったんです。ええ。本当にね。
今は何とか立て直しまして。具体的な金額は言えないのですが、昔のように明日のご飯を心配するほどではなくなってきました。
で、なんでそこまで資産運用やってるかというと。
一つの目標は、労働というものに縛られないこと。いわゆるFIREってやつですね。
お金のまったくない時代が長かった自分にとって、いざというとき会社頼みでしかない状況はとてつもなく不安なのです。
もう二度とあんなみじめな思いはしたくないという決意が、蓄財の原動力になっています。
いつか好きなだけ創作趣味に打ち込める生活がしたい。とにかく経済的自由というものを強く求めています。
もう一つは逆説的ですが、自分の性格を考えたときに、きっと死ぬまで怖くてお金なんて使い切れないなと思ったんですね。まず一生貯め込むタイプでしょう。
ただ人生というのは永遠ではない。いざ死ぬとなったとき、それを使って何ができるのかということをずっと考えています。
ただ死んで国に税金として回収されるというのも、それはそれで立派なお勤めなのかもしれませんが……。
できれば、自分の意思を反映させた有意義な使い方ができないものかと。
そこで、当時の夢になるわけです。
私のように数学者になることを諦めてしまいそうな若い方を、一人でも救えないだろうかと。
才ある方たちが少しでも残って基礎研究を盛り上げてくれたら、学問ひいては世界の未来に繋がるのではないかと。
いつかなけなしの個人資産を投じて、その手助けをしたいなと思いました。
さて。数学の若手研究者を支援したいという想いを述べましたが。
構想というのはただの夢物語で終わっては空しく、ある程度の実現可能性が必要にはなります。
もう少し具体的な青写真を描いてみます。
最初に考えたのは、理想の支援をするための自前のファンドを立ち上げることや、クラウドファンディングの利用です。ただお題目としては立派ですが、実際には難しいなと感じました。
自分にも自分の人生がありますから、金持ちの道楽よろしくそこまで慈善団体の運営なんてガチれません。すみませんが、そんな自信もカリスマもありません。
そこで折衷案にはなりますが、大学基金の利用を考えています。基金に最低数千万円単位、できれば1億円単位のまとまった原資を寄付して、その運用益をもって若手研究者への支援をするのです。
欠点としては基本的にその大学の学生しか支援できないということにはなりますが、既存の仕組みを利用できるのでそれなりの確度があります。またこれを草分けとして、同様の動きが各大学で興ればいいなと願っています。
何の仕組みを利用するかの次は、誰を支援するかということになりますが。ここも正直広めに取れるほど資金に余裕はありません。
ならどこに投じるのが最も費用対効果があるでしょうか。
実は大学学部生までは、結構奨学金の仕組みって手厚いんです。院に進んでも、まだ修士ならば就職の道が広い。
本当に困るのは、そこから本腰入れて博士課程に行こうとか、不安定なポスドクで踏ん張ろうとしている方たちです。未来への確かな展望がないまま、テニュア(無期限ポスト)を得るまで戦い続けないといけない。
特に数学のような基礎研究分野において苦労は顕著で、国から中々予算も付かないから大変なんです。DCなどの公的支援を勝ち取るのだって難しい。
だから本当はお金の問題さえなければ戦えたはずなのに、諦めるしかない人たちがいる。これが現実です。
では、こうした厳しい状況にいる人たちの数はいかほどでしょうか。
1つの大学で毎年博士課程に進むのは精々が20~30人程度で、本当にお金に困っているのはそのうちの数人というところでしょう。
どうでしょうか。このニッチへの支援をするならば、実は大学生数千人分を支えるような莫大な資金など要りません。
最初は規模を小さく、一人でもいいでしょう。ゆくゆくは一学年数人ほどでも、それなりに意味のある支援になるでしょう。
月20~25万、年間240~300万もあれば、最低限数学に打ち込んで食っていくには十分なはずです。
これを達成するためには、1億円を年利4%で運用できれば、ファンドの運営費を差し引いても一人分は満足に賄えます。
つまり、個人資産に毛が生えた程度であっても、若手研究者に限れば十分意味のある支援ができるのです。
まずは私の個人資産から対象を一人で始めるつもりですが、できれば永続的な仕組みとして成長し続けていくものであればと考えています。
この仕組みの成功者からも寄付をお願いするとか、謝辞に書いてもらって周知するなりして。もちろんこの理念に賛同頂ける方たちの支援も募って。
ただ、私個人の名前を残そうとは思っていません。
別に名誉のためにやってるわけでもないし、この仕組みが健全に成長していくためには、個人色がない方がよいと思ったからです。
基金の名称ですが、仮にではありますが。
ブルーファンド(Blue Fund)
と名付けました。
数学という教科に何となくある青のイメージと、青き若手研究者のための基金であるという点を明確にしたものです。覚えやすそうなのもいいかなと。
まあ、ちょっぴりだけ個人的な想いを付け加えるならば……。
自分のライフワークで書いている作品に『青の旅人』っていう、男の子でも女の子でもあるという不思議な奴がいまして。
そいつはとにかく強くて優しくて。どんな世界でも困っている人がいたら、放ってはおかない英雄なんです。
対して現実の自分はというと。どこまでいっても現実的な人間で、生活力もなくて。人格的にもとても褒められた人間ではありません。
助けるどころか、たぶんこれまで傷付けてしまった人がたくさんいて。それはこれからもそうだろうし、色々悩みながら何とか生きています。
中々物語の主人公のように強くはあれないし、優しくもないのだけど。そんな自分でも、ちょっとは世の中の役に立つことができたらいいなと。
何か一つくらい、自分の生きていてよかったと思えることができたらなと考えています。
公式としての意味合いはないですが、『ブルー』にはそんな主人公にちょっとでも近付けるようにと。少しだけそういう願いも込めています。
できたら創作の方でもちゃんと人を惹き付けるようないいものを書いて、頑張りたいけどね。
とまあ、こんなところです。
何年後、何十年後になるかわかりませんが。
数千万とか1億以上とか、十分な資産を築き上げ。そのときに無事生きていれば、構想を現実にするために動きます。
その際にはSNS等でも活動するかもしれません。もし志を同じくしてくれる人がいれば、一緒に寄付してくれたら嬉しいなと。
まだまだ人生に先があると信じたいお年頃だし、資産形成に関してもまだ序盤もいいところなのですが。
これはとりあえず今の想いをしたためたものであり、まだ何者でもない自分の決意表明みたいなものとして、ここに記しておきます。
以上。小説もよろしくね!




