表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/95

バスフィッシング



町を離れ

小高い山の中

私達は小さな湖に来ていた

湖にはアヒルの親子が優雅に游いでいる

涼しげな情景だった



そんな中、私達は釣りをしていた。

涼はどこいった。

キャップにタオルを仕込んで、ストイックに竿をふる七菜さん。

UVカットのサングラスが様になっていて、格好いい。



──今から2時間前



「七菜さん釣りですか?」



「うん。エンゲル係数を下げようという狙いでね。海で青魚を狙う予定さ。聲も一緒に釣る?」



「いやー。私、虫触れないですから」



「そっか。うーんエンゲル係数はまた今度にするか。よし、聲。湖にいこう!エサは止めてルアーでいこう、釣りは初めてだろう?教えてあげるよ」



「優しくお願いしますね」



──そして、湖の湖岸から私達は、竿を投げ続けている。

ルアーというのを初めて見たけど、スプーンみたいなのが、キラキラ回転して綺麗だなあ。

エサは無理だけど、これなら気にならないや。




「それ、まんまスプーンていってね。引けば、クルクルと水の中で回って光りの乱反射で、魚を誘うんだ。昔、釣り人が船の上で、誤ってスプーンを落としたら、魚が食いついたって話しから、出来たらしい」




「へー、こんなんにかぶりつくんですね」




「私達が今狙ってる、ブラックバスは悪食だからねぇ。そして、バスも食べようと思えば食べれる」



まだ、エンゲル係数を諦めていない七菜さんだった。

七菜さんのルアーは、なんかジャラジャラして派手なやつだな。



「これはスピナーベイトってね。広域を探るのに便利なやつだよ。だだ巻きOK。これでアタリがあったら、そこを攻める」



七菜さんが次々と、少しずつポイントをずらしながらキャストしていく。

なるほど。

七菜さんのルアーは、巻いて投げてが早い。




「こーゆーのを、ラン&ガンってね。とにかく投げて移動して、って」



「釣りって、もっとのんびりやるもんかと思いました」



「バスフィッシングは、けっこー動くな。ははっ。まあ、釣りにも色々あるっとぉ!」




ガシン!


と、七菜さんが竿をしゃくった。



「うーん。合わせたけど浅かった、残念。けど、ここいらの深めの深水にいるね、バス。活性も悪くない。聲、この辺にキャストしてみな?」



「は、はい!」



私も、七菜さんが投げた辺りに、キャストしてみるけど、思った通りにはいかない。

だってビギナーだもん!


ガッ!



「フィーシュ!!」



隣の七菜さんが、またしてもフッキング!

今度は乗ったみたいだ!

ロッドがしなる!

ラインが走る!


七菜さんは、立てていたロッドを下に向ける。

そしてまた立てて、リールを巻いて、下に下げる。


バシャッ!


水面から、ブラックバスが躍り出てきた!

うわっ!

跳ねてる!跳ねてる!


七菜さんは、ロッドを立てて、

ブラックバスの口に親指を入れて持つと、私の目の前に持ってきて、見せてくれた。



「うわー。思ってたより緑っぽい。生臭い!」



「グ~ド。30cmってとこね」



七菜さんが先ほどから、怪しげな英語を口走っているけど、なんなんだろう?

これも、そうする作法なのかな?

なんか違う気がするけど......。



グイン!



よそ見をしていた私のロッドが、大きくしなった!

慌ててロッドをしっかり持つ私。



「う、うわあ!?」



「お。ビッグサイズ!トラウト?」






続く




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ