表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/95

どういうこと!?






「ね、眠たい.......」


「七菜さん、もう少しですよ」


「ぐぅ......ぐぅ.......」


市民の図書館で夏休みの宿題中。

七菜さんが寝そうだ。

いや、もう寝ていた。

もう、仕方ないんだから七菜さんは。

テーブルに突っ伏して寝ている七菜さんに、椅子にかけてあった、ジャージの上着を七菜さんの肩にかけてあげる。

冷房も、よく利いているので。


私は、本棚から適当に本を抜き取り、七菜さんが目を覚ますまでの時間を潰した。



──あー!結構面白かったなーコレ!

ミステリー小説を読み終えた私。

こないだのプールで七菜さんに借りた、ミステリー小説が面白かったので、そのジャンルを借りてみた。


「どんな小学生よ.......」


「あっ、七菜さん起きましたか」


「こないだアガサ貸したのがきっかけで、小学生でミステリー好きとは。人は人の影響からは逃れられないんだなあ.......」


「七菜さん責任取って下さいよ?」


「エロい事ならね」


七菜さんの、サラリとした思わぬ返しに、

私は、ぐぬっ!と唸る。

七菜さんが起き抜けとは思えない、男前な顔をしてお礼を言う。


「起きるまで待ってくれてありがとう、聲」


「そんなカッコいい顔で言われても!......まあ、いいんじゃないですか?まだ夕方ですし。帰りましょう?」


白いショルダーバッグを肩にかけて歩く。

隣で七菜さんも、リュックサックを背負って歩く。

宿題も少し片付いて、やる事をやった解放感で、両手を上げて、背筋を、んー!と伸ばす。


すると鼻の頭にポツリと、水滴が当たった。

なんぞ?

上を見たら、あらま。

入道雲どころか、黒い色した雲がわんさかいて。


ザーーー!!


一気に夕立ちが!


へ、部屋の中で見る夕立ちは好きだけど、

外で降られるのは違う!


「あっはっはっは!」


な、七菜さんは楽しそうだー!

年齢とか、関係ないのかな?

私は普通!

七菜さんが、特殊なの!


「あーもう、雨でTシャツ透ける!」


「なんですと!」


七菜さんの目付きが変わる。

.......いや、貴女も透けてますからね?

おっさん化してる七菜さんだけど、


「うう、雨で前が見えない......」


「日頃の行いです。あ、雨宿りしましょう!」


夕立ちというよりは、ゲリラ豪雨の勢いの中、店の軒下に入った。



そこは、銭湯だった──



「そういうこと聲!?」


「違う!七菜さん!」






続く










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ