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五月病

作者: haL.

 青空の中の有限を知って


 割り当てられた時間に摩耗する


 個々の命を感じて


 日々溜め込んだ情動は


 やむを得ぬ悉無律思考


 ならばいっそ 閉じ籠ってやろうか


 ならばいっそ 辞めてやろうか


 ならばいっそ 消えてやろうか


 悔しさから来る衝動は


 大気圏に消えた夜這い星だとすると


 鬱憤から来る虚無感は


 夜空に残った流星痕のようで


 どちらにせよ瞬く間に消えた


 感情とは呼べぬ一過性の剥片で


 今宵の虚空に降り注いだ


 水瓶座の流星群は


 つい先月まで希望と呼んだ


 サラリーマンの溜め息に見えた

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