犬編
[むかしむかしあるところに、、、、]
そうやって始まる物語は多いですよね?
でもこのお話は[むかしむかしあるところに]ではなく[近い未来あるところに]と始まるのです.....。
近い未来あるところに桃太郎15世と言う極普通の男の子がいました。
桃太郎15世は桃が大好きで毎日の様に桃を沢山食べていました。
ですがある日突然、親であるお婆さんに
[桃を沢山の毎日の様に食べるのであったら先祖の桃太郎様の様に鬼ヶ島へ鬼退治に行きなさい!]
と言われ家に代々伝わる日本刀とスマホを持たされ家を追い出されてしまったのです。
スマホに入っているアプリは地図アプリ、即座に物が届くネットショッピングアプリだけでした。
ゲームが大好きな桃太郎はゲームアプリを必死に探しましたが入っておらず、ストアで購入しようとするものパスワードが掛かっていてダウンロード出来ませんでした。
仕方なく地図アプリを見ながら歩いていると人なっつこいラブラドール・レトリーバーの犬が近寄ってきました。
[こんなときの為のショッピングアプリか!]
と独り言を言いショッピングアプリを開いて吉備団子を探しましたが犬が食べれるような吉備団子は売っていませんでした。
[吉備団子作るのめんどくさいから、作り方が分からなかったっていう意味かと思ったらドックフードを買えって事か?]
と言い高級ドックフードを買いその犬を懐かせました。