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寿司処旬亭 異世界営業譚  作者: ムラサキあがり
序章;開店準備
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プロローグ

寿司好きな作者が書く寿司ファンタジー小説です。初心者なので暖かい目で読んでいただけたら幸いですm(_ _)m

 季節は秋 ここ聖都・ヴィクールシアに現在流行しているある食の店が新たに開店した。ヴィクールシアには最近、

<生で魚を食べる>ということが流行っている。

 当然、その流行りに乗っかり生魚を提供する店は増えている。聖都には、いや正確にはこの世界において魚は焼くか煮る、もしくは揚げるといった<火を通す>といった形で食されていたが、最近とあるきっかけで生で食すと美味いということが判明したのである。

 そんなこんなでこの聖都だけにはとどまらず世界中で生魚を提供する店が増加していったのだ。

 "活魚専門店" "懐石料理店" そして"寿司屋" そんな店が近年増加の一歩をたどっているわけだ。話を戻すと今回開店した店は寿司屋、ただし聖都に元々ある寿司屋とはちょっと違う。

 一つ目に<店主がこの世界の人物ではない>

 二つ目に<聖都では見かけない魚介類が出るときがある>

 三つ目に<伝統に重きをおいている>


 つまり、かなり変わった寿司屋なのだ。

 今まで聖都にある寿司屋や懐石料理店とは逸脱というと大袈裟だがしかしそれくらい変わった店なのだ。


「・・・よし、始めよう」


 店内、白の作務衣と白の前掛をした20代後半くらいの男性が漬け場に立っている。

(ちなみに漬け場とはカウンター内のこと。職人が寿司を握る場所のことである)

 店内に客は0人、しかしその男は仕事をする姿勢。徐にシャリを右手で掴みワサビをネタにつけ、一貫の握り寿司を完成させる。


「これで、この店の一年が始まるのかぁ。嬉しいもんだな」


 握った寿司は光り物、一尾ではなく三〜四尾くらいで構成されている。しっかりと仕込をされているようで少しばかり輝いて見える。


 ネタ名は「新子(しんこ)

 寿司屋にとっては一年の始まりであり初心に帰るという意味がある


 聖都・ヴィクールシアに新装開店した伝統を重んじるちょっと変わった寿司屋「寿司処旬亭」


 本日開店!

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