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プロローグ はじまり

同級生が推しになってしまった1人の男の子の話。

 彼とは保育園から小学校までの約9年間一緒だった。同じぶどう組、同じクラス。1年生から6年生までずっと一緒。さらには登校班まで。

 彼は可愛かった。名前は大悟。僕はずっと大悟と一緒だった。


「隼人くん!お医者さんごっこしよ!」


 大悟の家は両親ともに医者で、大悟はいつもぶかぶかの白衣を纏ってお医者さんごっこをしたがった。しかも必ず医者役で。


「そこに寝て?」

「こ、こう?」

「そう。うーん、異常無しですね!」


 毎回必ず「異常なし」だ。大悟の家には何度も通い、必ずお医者さんごっこをしたが一回だけ、僕が医者役をやったことがある。


「今日は隼人くんがお医者さん役ね!白衣着て!」


 ほんのり消毒薬の香りがする白衣を纏って、僕は横になった大悟に、大悟のお父さんの聴診器を当てる。少しくすぐったそうに笑う大悟に、僕は何故か嬉しかった記憶がある。


 3年間過ごした保育園を卒園し、そのまま僕たちは学区内の小学校に入学した。僕たちの登校班は必ず年長者が年少者の手を繋ぐことになっていたが、僕はずっと大悟と手を繋いでいた。


「隼人くん、今日から一緒だね!」


 これは僕と、大悟の濃密な9年間とその後のお話。


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