142.私たちの身体と心、3
(ローズ)
急に暖かくなった。夏の暑さは汗をたくさんかく。私の上に咲いている常夏の花は暑さを気にしない。ラッキーだ。
B 「茎は強くなっている。徐々に筋肉と神経が内側に出来上がってきているね。
R 「私が？
B 「そうだね。たぶん1年もすれば、君の体から生えている植物のようなものはなくなって、肉付きのいい触手のようなものに変わるだろう。
R「それはまったく美しくないね。
B 「でもあなたの体は、私が私のものと呼んだものを吸収している。それは異物のような植物の移植で、あなたの体はそれを吸収し、時間をかけて自分の肉体を作っていく。
R 「なるほど...。でも、とにかくあちこちに触手はいらない。花がなくなったら何になるんだ？
B 「あなたの体がどうなろうと、あなたが望む限り、私はあなたの中の別の場所に寄り添うわ。最初、私の存在は、あなたが...私を捨てるために。でも、あなたが私の愛を分かち合い、私を大切にしてくれてから、私の存在はあなたの体の中に広がったと言えるでしょう。私はもう、花が散ることで危険にさらされることはない。
R 「胸や肘から触手が生えるより、失った指を再生するのを手伝ってくれないか？その方がいいと思うんだけど...。花は、バラが好きなんだ。
B 「持っていたいですか？
R 「どうして？それに、以前は食べ物とは呼べなかったようなものから生き延びることができるのは、あなたのそういう部分があるからよ。
B 「まあ...。それならお手伝いできると思います。少し時間が必要だけど、何とかするよ。
R 「ありがとう...。あなたはどうですか？何になりたいですか？
B 「今のままでいいんだ。
R「居心地がいいんだね。
B 「その通り。今は君と一緒にいるだけで十分なんだ。
R「もし私が事故死した場合、私の体を再生させる方法を作ることを考えているうちに、自分が住むための空のコピーを作ることができる。自分の人体を作る。それとも、まだそんなことは望まない？
B 「まだそうでもないよ。僕のゴールは君たちの仲間になることじゃない。
R 「それで今日は？自分の望みに気づいたときのあなたとは違う。私の身体で操り人形を演じるよりも、自分で動けるようになった方が、きっとあなたにとって気分がいいはずだ。
B 「いや......本当に君の体から離れたくないんだ。ここなら安心だし、何より幸せだから。
R 「なるほど...。
太陽の下で汗びっしょり。見つけた一番大きな木の下に座り、少し休んだ。
R「でもいつか、僕が君のために肉体的になった次を飛び立ったほうが、君のためになるかもしれない。だからといって、これ以上側にいてほしくないわけじゃない。
B 「寂しいですか？
その質問には少し驚いた。私は黙って周囲を見回した。なぜ彼女に嘘をつかなければならないのか？
R 「僕はちょっと...。あなたがここにいてくれることは分かっているんだけど、あなたの顔を見ることができないから、何か寂しいんだ。それと、残っているもの...。
B 「わかるよ。人間には限界がある。それが私の楽しみの一つでもある。あなたのコンテクストを定義し、あなたのありのままの姿を描き、あなたの感情が翻訳できる限界とその方法を示してくれる。
彼女はその饒舌に一区切りをつけた。
B - 私たち私のような存在は、エネルギーだけを持って生まれ、肉体や化学の境界線を持たない...私たちは目に見える限り、限界なく成長する...。だからこそ、私たちは簡単に強迫観念に駆られるのだ。私たちの心理は、それを支える肉体がないために、進化するにつれてどんな障壁にもぶつからない。私たちは自由で、好きなように、好きなように、好きなように、好きなように、好きなように、好きなように...。まるで、体内のホルモンを1つしか使わない傾向があるかのように。私たちは、自分自身を集中させる唯一の側面において驚くべきものになることができる。
R 「あなたの話を聞いていると...。あなたが自分の力に怯えていたように思えてならない。
B 「学んでいくうちに、怖くなった。自分がどうなってしまうかを恐れた。願わくば、私の願いが十分に妥当であってほしい。
R「その後、どうなりたいですか？
B 「今は...。私はただ、心からあなたの一部でいたいだけなの...。いつかあなたが言ったように、あなたと別れるか、自分の体を見つけた方がいいと思っても。
R 「まあ、自分の願望や選択肢についてゆっくり考えればいい。今のところは、私と一緒にいてくれて構わない。君が近くにいてくれるのが好きなんだ
茎の先の花が私の頬をそっとなでる。そして、彼女は微笑みを意味する金属音を発した。
B 「愛してるよ。
R 「僕も愛してるよ、僕の花。
私のものになる触手はいらないが、彼女のもの、彼女自身の花を私につけるのは好きだ。
僕も将来の選択肢を考えているんだ。そして最も興味深いのは、彼女がまだ私と結ばれていることだと思う。だから私はため息をつき、微笑む。
~
