107.セックスについて、2
(ローズ)
今日は何の日だろう。年8月26日？いや、この際、正直に言おう。日付は不明だ。
もう40代かもしれない。
一晩中雨が降った。居心地のいいシェルターがあれば、雨の音も心地いい。アンがまた、私に寄り添って寝ている。私には彼女を押しのける意志はない。
中にカラスがいたような気がする。びっくりして急に動き出す。私は不本意ながら彼女を起こした。私は彼女に言う。彼女はまだ半分眠っていて、不機嫌そうな顔をしている。
A 「私はカラスじゃない...。
R「いや、外だよ！
彼女は見てみたが、消えていた。私は謝った。彼女は大丈夫だと言ってくれた。彼女は僕がそう呼んだと思ったから、嫌な思い出が蘇ったんだ。でも、本当の思い出なら、彼女は気にしない...。
彼女はカラスと呼ばれている？なんて答えたらいいんだろう？
どうせまだ雨が降っているので、もう少しごろごろする。馬は家の真ん中、メインのリビングルームで待っている。
私は目を閉じ、雨音を聞きながらもう少し休んだ。今にして思えば、あのとき馬を見つけられたのはラッキーだった。
うとうとしている。ここはとてもいい気分だ。彼女は私に何か聞いている。私はあまり返事をしないが、私の声はかろうじて返事をしていることを示す音を発している。何か変な感じがする。
彼女は私にキスをしている。私は彼女を押しのけてベッドから離れた。彼女は私を怖がらせた。
怒っているようにも、すねているようにも見える。
R 「なぜそんなことをしたんですか？
A 「ローズを愛しているから。
R 「まあ、私はアンのためにあなたを十分に愛しているわけじゃないからね！
A 「あの現場で何が起きたか忘れたのか？
R 「いや、僕は...。その時の私は自分じゃなかった！気が狂いそうだった...悪魔のせいで...
A 「まあ...。あの時の方が好きだった
R 「私が暴力を振るったとき？
A 「もっとガッツがあったころはね。もう戦わないから、勇気がなくなったみたいだね。
R 「じゃあ、あなたは棘で生き延びようとするバラを好きになったんだ。私は普段はもっと優しい花なのよ。それが私の本当の姿だから...。
A 「わかりました...。期待しすぎたことを許してください。もうあなたに触れようとはしません。
勝利とは思えない。気分が悪い。結局、何がしたいんだろう？誰になりたいのか？
昔の自分、優しい姉、それとも人間も怪物も殺す野蛮人？花か、草か？
シスター・ローズはアンを失い、孤独に終わる。生き残ったローズはアンに触れ、より強く暗い感情を経験することになる...。私が一番恐れているのは、誰が家に来て、彼女を見つけるかということだ。
私が家に帰ったとき、いつも知っている姉と違っていたらどうなるのか......心配なんだ。
彼女のために生きた彼女のために生きてきた...彼女は成長した。でも私は？私が自分の内面と格闘している間、アンはまるで私の心を見透かすかのように私を見ている。彼女は私が答えを見つけるのを待っている。
私は何者か？私は何を望んでいるのか？私は何が好きなのか？私が克服できずに恐れていることは何だろう？自分にとって本当に大切なものは何だろう？
以前は狂気にはならなかったが、恥ずかしさのために忘れたいと思っていた。恥...。本当に幼稚だと思う。
何を選んでも、私は怪物にはならない...。私は自分が何者で、何を望んでいるのかを見失ってはいない。だからといって、もっと自由に振る舞うことはできない。
鼓動は着実に高まっている。上昇している。今そこにいない誰かのために、自分で決めた期待に応える必要はない。
私は自由を受け入れることを選ぶ。たとえ怖くても。
以前は好きだった。羞恥心を克服して戻ってきたんだ。たぶん真っ赤に染まっていると思う。
私は彼女に心から謝り、キスをしようと近づいた。私の唇が彼女の唇に触れる直前、彼女は微笑んだ。彼女は私の謝罪を受け入れた。
彼女の舌を感じる。その味は私にとってまだ嫌悪感を抱かせるものだ。私はそれを主張しない。
私たちは互いに触れ合い始めた。彼女の首が好きだ。胸じゃない。お腹はあまり。脚かな。肉はあまり好きじゃない。でも、今はその不安を超える時だ。
あちこちにキスをする。彼女の柔らかくて敏感な部分を弄ぶ。彼女も私に同じことをする。主にくすぐったい。面白い。暖かすぎる。まだ動けるし、反応もできるけど、少し息苦しい感じがする。
暖かすぎて恥ずかしい。おかしくて気持ちいい。
時間が横に流れていく。もう何も考えられない。だんだん言葉が出なくなっていく。ちょっと怖い。気分はいいが、酔っている。
喜びが高まる。他の何かだ。私はすべてを捧げている。
変だ。いいね。いいね。快感が私の中に広がる。圧倒される。意識がシャットダウンする。
~
目を覚ますと、まだ体のあちこちに快感の余韻が疼いている。アンはすでに服を着て脇で待っている。元気そうだ。私は不本意ながら微笑んでいる。
冷静になった今、私はまた遊び心を感じ、少し恥ずかしくなった。
気持ちよかった...。とはいえ、普段の自分を覆すような振る舞いは、やはり自分から進んでするのはやや難しい。
見た目より強い？
R 「君の方がこの世界には合っているよ...。
A 「そう思うか？あなたは今でもかなりお似合いですよ。
R 「生き残るためにベストを尽くした。君は進化した。強くなったね。
A 「もう自由だから...。そんなところだ。
野生の自由を味わったとはいえ、私はまだ自由ではない。人生の目的があるうちは、完全な自由にはなれない...。
でも、その目標の傍らで自分を高めていくことはできる。これからは自分の意志を解放できるように頑張ります
自分の人生の選択から何かを諦めるという意味ではない。ただ、もっと自由に行動するだけだ...」。
頑張ります。まだマナーや教育を諦めるような気分ですが......」。
ベストを尽くすと伝えるが、喉と心にしこりが詰まっている。少し汚れたような...。汚れた...
アンはうれしそうだが。
彼女は自由だ。
私はまだなりたい自分を探している。何か違うことをやってみたんだ。
それでも、私にとって最も重要なことは何なのか...。私が何者であるかを決定するもの...それは私が夢中になっていることだ。
彼女のことだ。
彼女が生まれてから。
思い起こせば、生まれてからずっとだ。
私の青い鳥。私の青いバラ。
彼女がどうなったのか知りたいという意志が私を立ち上がらせた。私は立ち上がり、身支度を整える。何か食べ、ミルクを飲む。彼女が落ち着くまでどのくらいかかるのだろう。私には子供がいなかった。母は私の妹たちが2歳になるまで母乳で育てていたと思う。
雨はほとんど上がった。傷んだ左手で帽子をかぶれるようになった。天井が高いので、馬を中に入れる。
ベランダと庭を通って外に出る。
待ってくれ...もう数日の問題なんだ...
世界がどうなろうと、私たちは幸せになれる......。
~
