2出会い
2話も楽しく読んで下さいね!
「はぁ?どうゆうことですか?それとあなたは誰です?」
リースが怒り気味に問いました。それに対し女性は冷静に答えました。
「私はマーサ・ルーベンス。貴女のように魔法の才能のある人を探していましたの。
貴女の名前はなんです?」
マーサはリースに向かって優しく問いました。
「いきなりなんなんですか!?私はリース・フェイラールです。」
優しく問いかけられたので少し困惑していましたがマーサの問いかけにしっかり答えました。
ですが、リースはマーサに向かって怒って言いました。
「何が魔法の才能のある人なんですか!?私は自分の魔法の制御すらできないんですよ?だからあんな山奥で暮らしているんです!魔法の制御ができなくて町を破壊しかけたから嫌われたんですよ!?マーサさんはその事を知っててそんなこと言ってるんですか?それともバカなんですか?アホなんですか!?」
リースは理性を失うほど怒っています。そんなリースにマーサはこう言いました。
「さすがにそんなこと知ってますのよ。だからこの私が貴女に魔法の制御の仕方を教えるんですのよ?そのために貴女のことを探していたんですのよ?確認のために名前も聞きましたけれど。普通の魔法も勿論教えますのよ。まあ貴女の師匠になるってかんじですのよ!」
リースはとてもびっくりしました。それと同時に嬉しいという気持ちもありました。そんなことを言ってくれる人なんてリースの側にはいなかったからです。
(魔法の制御の仕方を教えてくれる?魔法も?)
そんなことを考えているうちにマーサはリースにとても真剣な顔で聞きました。
「それでリース。貴女は私の弟子になってくれますの?」
リースは少し迷いましたがこう答えました。
(こんな、いい話今さら...でも、せっかくさそってくれてるし...)
「勿論です。一人では出来なかったことを教えてくれるのはとても嬉しいです。師匠!これからよろしくお願いします!」
とマーサにとって最高の回答をしました。
そんなこんなでリースは新しい杖も買ってマーサとリースは師弟関係になったのでした。
楽しく読んでいただけたでしょうか?今回でリースが町の人達に嫌われていた理由もわかったと思います。
次回もよろしくお願いします!