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ラストプラネット  作者: 五嶋 月
【第2章】 アミューゼント星編
15/16

【第15話】 交換条件

「ていうことがあって…。だからお願い!このアミューゼント星を助けてほしい!」


ユイは、手を合わせてアンゴとメレックにお願いした。


「ああ、俺もお前たちに何も恩はねぇけどそういう話は聞いてて気味が悪ぃ。助けてやってもいいけどなにかお前たちもしろよ?これは、交換条件ってことなら俺もその話に乗ろう。」


「な、なんでもするから!」


ユイは、必死にそう言った。


「なんでもねぇ。その言葉覚えとけよ?ところで、そのサモジー旅団は一体何者なんだ?」


「な、なにするつもりなのあんた!」


ユイは、顔を赤らめた。


「それは、まだ決めてねぇよ。とにかくそのサモジー旅団について詳しく教えろ。」


「サモジー旅団は、強さ指数100万ユニバースのサモジーを団長としている、他の幹部たちも全員強さ指数が発表されている旅団。あんたたちは、500万と400万だから、強さ指数でいったら確かにあんたたちの方が上だけど、サモジーの100万ユニバース含め他の幹部たちの強さ指数も約5年前の数字になっているわ。この5年間影を潜めてたからね。」


「ふーん、とにかくお前が何でもするって言うなら相手が誰だろうとやってやるのみや。お前はどうする!?メレック!」


アンゴは、振り返ってメレックにそう叫んだ。


「ああなんでもいいよ。お前が決めたことにおれはついてくだけだ。好きにしろ。」


「よし!んで早速交換条件の話だが……。」


「な、何よ!何でもするとは言ったけど、そ、そういうのはダメだからね!!!」


ユイは一気に顔を赤くしてそう言った。


「そういうの?は?何言ってんだお前。」


「だ、だってなんでもするって言ったらそ、そういうもんなのかなって思うじゃん!んで、何なの?」


「変なやつだなお前。まあいい。ユイ!」


「は、はい!」


「俺と一緒に最終星(ラストプラネット)への旅に出ようぜ?」


「な、仲間になれってこと?」


「それ以外に何があんだよ。お前はなんでも言うこと聞くって言ったからな!そういうものってもしかしてこのことか?」


「い、いや違うんだけど…。」


「じゃあ何だよ。」


「あんたたち二人みたいに私は強くないし、音楽ならこの星で育ったから出来るけど…。」


「ちょ、ちょっと君たち!」


黙ってアンゴたちの話を聞いていた一人の住民が止めに入ってきた。


「あ?なんだお前?」


アンゴは、喧嘩腰にその住民に言った。


「黙って聞いてたらなんだね!ユイをつれてくだのつれてかないだの!そもそもサモジーを倒してからその交換条件の話をしてくれ!もし君たちがサモジー旅団に負けたとしたらこの話はどうなる!?ユイがどう思ってるかは知らないが、ユイは君たちに期待をしているんだ。仲間だの旅に連れてくだのそんな君たちの話に振り回されるユイの立場になってみろ!」


バコン!


アンゴは、その住民を思い切り殴った。


「な、何をするんだね!」


「俺たちが負けるとかな、そんな話すんじゃねえ!俺たちが勝つからユイとこの話をしてるんだろ!勝ったあとに話をするなんて俺は嫌いだ!ここで約束を交わして勝つから男なんだろ!分かったか!」


アンゴは、鬼の形相で怒鳴った。


「もう、私の事で争わないでよ!」


ユイは、今にも泣きそうな表情で二人の間に入った。


「だってこいつが俺たちが負け…。」


バン!


メレックがアンゴの頭を殴った。


「メレック…!何すんだ!お前まで俺に歯向かう気か!?」


「俺たちは喧嘩するためにこの星に来たのか?」


メレックが低い声でそう言った。


「それは違うけどよ。でも…。」


「違うよな?元を言えば俺たちは宇宙船(スペースシップ)の燃料調達しにこの星に来たはずだ。アンゴ、お前がこの星を救おうと勝手だし、俺もそのつもりだけどな。じゃあ俺たちの相手は、サモジー旅団だけじゃないのか?こんなところで喧嘩してどうする?その女を仲間にすることに賛成ではあるし、そりゃ仲間がいた方がいいに決まってる。ただ、男は、挑発されて手を出したら負けだ。だからお前はこの言い合いにおいて負けだ。いいか?これだけは、覚えとけ。」


「すまねぇ。さっきは殴って悪かった。」


アンゴは、振り返ってさっきの住民に頭を下げた。


「ああ。俺も変な話をして悪かったよ。ただ君たちに期待をしているのはこの星のみんなだ。私からのお願いでもある。サモジー旅団を潰してくれ。」


「ああ!任せろ!お前も行くぞ!ユイ!」


「は、ハイ!」


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