【第13話】 音楽の惑星
「『ミラノ・メレック』は、元々80万ユニバースという強さ指数が我らが宇宙警察から出されていますね。」
10番署に戻ったドーグ署長とその署員は、メレックとアンゴについて調べていた。
「なんかどこかで聞いたことある気がすると思ったらそういうことだったのか。もう一人の『ワンダー・アンゴ』という男については?」
「うーん、色々調べたんですけどこれといった情報はありませんね。恐らくまだ宇宙に出てきたばかりのルーキーかと。」
「ルーキーでグリーンゲルなんて倒せるのか?てか、本当にその二人が倒したのか?もっと詳しくあの三人に聞かなければならないな。」
「そこに関しては、流石に嘘はついてないとは思うんですけどねー。とにかく、彼らも宇宙船を使って最終星を目標に動いているということなので要注意人物としてまずは、強さ指数を公表しなければなりません。」
「グリーンゲルとフーガムーガを討伐したとなると相当な数だ。もうその三人は、世間から消されたものとして強さ指数を出したから通常よりも低く出してある。よって、あの二人にはそれぞれこのくらいで出そうと考えている。」
バン!
ドーグ署長は、署員にその数字を見せた。
「え、えー!?こんなに出すんですか!?ミラノ・メレックなら元からあるからまだしもワンダー・アンゴに関しては、初めてですよ!?やりすぎちゃいますか!?」
「グリーンゲル討伐は、これくらいやばいということだ。もちろん異論があれば認めるが、どうする?」
「まあ元BIG5の男ですもんね。ドーグ署長がそういうならそうしましょう。」
「よし決まりだ!」
━━アンゴとメレックは…
「着いたぞー!新しい惑星!なんだここ!?なんかいっぱい変な形をしたものがいっぱいあるぞ?」
アンゴとメレックは、新しい惑星に到着し、辺りを見渡した。
「あれは、楽器だな。」
「楽器?」
「お前は、本当にもの知らずだな。あれを使って音を鳴らすんだ。」
「へぇー!あれから音が鳴るんか!」
プップー
「来客来客!久しぶりの来客だよー!!!プップー!」
そう言ってラッパを鳴らしながら眼鏡をかけたおじさんが二人の前にやってきた。
そのおじさんの後ろには、多くの人がいた。
「おおー!観光に来たのか!?」
久々の来客に大きく賑わっていた。
「さあ君たち!音楽は好きかな?プップー!」
「ま、まあまあってとこかな。」
メレックが答えた。
「そんなまあまあ好きからめっちゃ好きに一日で変えてしまうこの星はー!?」
「おおおおおおおおおおお」
「音楽の惑星、『アミューゼント星』!プップー!」
「ここは、アミューゼント星って言うんだな!楽しそうな星だな!お前みたいなやつが仲間だったら毎日楽しいんだろうな!おいお前!俺の旅団に入らないか?最終星を目指す旅に出てみないか!?」
アンゴは、キラキラした目でおじさんに聞いた。
「ラ、最終星ー〜!?お前さんたちは旅団だったのか!観光に来た来客じゃねぇのか!にしても二人で最終星なんか行けねぇぞ?もちろん俺は、この星が好きだからお前たちについて行くつもりはないけどな、プップー!」
「えー!なんでだよ!お前みたいなやつがいたら毎日楽しいだろうに!」
「俺は毎日楽しいぜ!そうだ君たち!名前はなんて言うんだい?プップー!」
「俺がワンダー・アンゴ!」
「俺はミラノ・メレックだ。」
「そっかー!いい名前だね!僕は、『ラペル』!みんなからラペさんの愛称で親しまれているんだぜ!プップー!」
「そっか、ラペさん!よろし…」
「ねえ、あんたたち!」
後ろにいた大勢の人のうちの一人の女性が駆け寄ってきた。
「ど、どうした?」
アンゴは動揺した。
「ワンダー・アンゴとミラノ・メレックって言ったわよね?」
「おう、そうだけどどうした!」
「ねえみんな!この人たちならやってくれるかもしれない!」
そう女性が呼びかけた時、みんながざわつき始めた。
「ずっと何言ってんだ?てかお前可愛いな!」
「は?そ、そんなこと言われたってなんとも思わねぇからな!でも、あ、ありがと。」
「で、出た!ユイのツンデレ!」
「うっさいわね!とにかくあんた達に頼みがあるの!」
ユイと言われている女性は、頬を赤らめていた。
「な、なんだ?俺たちのこと知ってんのか?」
「知ってるも何も!今朝の宇宙新聞に載ってたわよ!あんたたちの名前が!」
「えぇー!?」
[【グリーンゲルついに敗れる…!】
元BIG5の男であり、超極悪犯罪者であるグリーンゲル並びにこちらも凶悪犯罪者であるフーガとムーガが、森林の惑星モーリー星にて倒れた状態で発見された。また、その際のモーリー星は、燃え盛っていたという。そして敗れたグリーンゲルは逮捕され、宇宙警察が詳しく話を聞くと、『ワンダー・アンゴ』と『ミラノ・メレック』という男にやられたとの事だった。宇宙警察10番署はこれを受け、『ワンダー・アンゴ』に500万、『ミラノ・メレック』に400万ユニバースの強さ指数を出したことを公表した。]
驚いた二人が見た記事にはこう書かれていた。




