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ラストプラネット  作者: 五嶋 月
【第1章】 モーリー星編
11/16

【第11話】 決着

「このまま逃げる気か……?」


燃えながらグリーンゲルは立ち上がった。


「マズイ!バレちまった!」


メレックは、倒れていたアンゴを起こしながら焦ってそう言った。


「緑野郎は復活したのか……?」


アンゴは、メレックに起こしてもらいながら細い声でそう言った。

この時の3人のいる場所は、メレックの炎に包まれていた。


「モリモリモリ、火は苦手ではあるが、ロキンニソを使ったのであればもう効果は切れてるはず。残念だが、君たちの敗北だ。」


グリーンゲルは、ニヤケながら二人にそう言った。


「負けねぇ!''浮遊''!」


アンゴは、傷だらけの弱りきった体で思い切り宙に浮いてグリーンゲルに突っ込んでいった。


「もう攻撃は喰らわないよ。''大森林(ビッグフォレスト)''!」


グリーンゲルの体は、かなりデカイ木になった。


「''飛行機(エアライン)''!」


ガサガサ!


アンゴは、飛行機のようなスピードで木になったグリーンゲルの元へ突っ込んだ。


「モリモリモリ、効かないよ。私は今この木のどこかにいるからね。あくまでもこれは盾。本体に攻撃をあてない限りは勝てないよ。」


一方メレックは、ロキンニソの代償で眠ってしまっていた。


「なら、この木ごと潰しちまえばいい!これで決めるぞ!''飛行機の突進(ジェットコースター)''!」


バキバキバキバキバキバキバキバキ!


アンゴは、目にも止まらぬ速さでグリーンゲルのデカイ木の枝を次々に折っていった。


「マズイ!こっちにも……!」


バコン!


「グハッ!」


グリーンゲルは、勢いよく吹っ飛ばされ、血を吐いた。


「あれ、緑野郎は?」


アンゴは、速すぎるあまり自分でも何をしたか分かっていなかった。


だが、視線を下にやると、白目を向いて倒れたグリーンゲルの姿があり、勝利を確信した。


「か、勝ったんだ!俺、やったぞ!メレッ……おい!メレック!何やってんだよ!」


振り向いた先には眠っているメレックがいた。


「あ、ああ。すまない。ロキンニソの代償で眠っていた。おい!グリーンゲルは!?」


メレックは意識を取り戻した。


「倒したぞ!俺、やったぞ!」


アンゴは、笑顔でメレックにそう言った。


「ま、マジかよお前!やったな!!!」


メレックは大きく驚いた。


「とにかく!またいつアイツが復活するか分からねぇ!もう逃げよう!」


「おう!ところでお前自分の宇宙船(スペースシップ)を持ってるんだよな?俺のはどうしようか。」


「俺が団長(キャプテン)なんだから俺ので行こう!お前のやつは置いていこう。」


「まぁしゃーないか。」


「よし!じゃあ行こう!」


こうしてアンゴとメレックは、次の惑星へと向かうため宇宙船(スペースシップ)に乗り込んで出発した。


━━━━ここは、ある宇宙船内


「いやー、月一のモーリー星のパトロールキツいっすよ。あの怪物に会ったら元も子もないですから。」


「バレなければいい。ただとにかくどうなってるか確認するだけでいいんだ。お前もまだうちの署に入ってまもないがすぐ慣れる。」


「そうは言っても署長。怖いっすよ。」


「いざとなれば、俺が戦う。一応術使いのバケモノではあるからな。」


「署長、術使いなんですか!?なんの術ですか!?」


「それは、まだ秘密にしておこう。」


月一で行われる宇宙警察による各惑星のパトロール。

モーリー星は、宇宙警察10番署がパトロールしており、毎回、署長と署員の誰かが行くことになっていた。


「ちょ、ちょっと待ってください。」


署員が慌てた様子で10番署署長に言った。


「どうした?」


「た、大変です、ドーグ署長!モーリー星が、燃えています!」


「な、何!?」


そして外を見ると、燃え盛るモーリー星の姿があった。





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