ぼくと宇宙
ぼくらは宇宙をもっていて
宇宙がぼくらを笑わすよ
世界が広がる瞬間に
あしたの光はどこにもないのに
届いたときにあの子はいなくて
あしたのきみさえ見えないよ
1光年さきで
さあ目をふさいで
閉じてしまおうこのせかい
きおくの光が宇宙を走れば
遠いむかしのことばかり
いるかどうかも知れないぼくを
宇宙はちゃんと知っている?
あるかどうかも知れない宇宙を
ぼくは泳ぐので
あしたより
きのうのほうが気になって
きょうがいちばん
つらいんだ
目を通してくださりありがとうございました。
宇宙はすげえらしい。
いくら何百、何千年前の星の光が見えても、明日の星はちらっとも見えないということに気づいて絶望しました。