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第22話 なんだかんだ2学期が楽しい気がする。

いつも通り授業を受け、のんびりとした日常を送る。園芸部では売る用の花を育て、溶接部では台座を生産し、部活の無い日はバイトだ。…俺社会人より動いてね?


「あ〜疲労がやばい、温泉行きたい」

「大丈夫?園芸部だけでも休んだら?」


柊が心配して飲み物を買ってきてくれる。ありがとう柊。お前ほんと天使だよ。


「…部長に話しますから、少し休んでもいいと思いますよ?」

「それみんなに迷惑かからねえか?溶接に関しては自業自得だけどよ。」

「…大丈夫ですよ、久川君が大変なのはみんなわかってますから。」


ありがとう早坂さん。あなたも天使です。


「明日から少し部活休むか、息抜きしないと壊れっちまうからな。けど部長には俺から言うよ。ありがとな。」

「い、いえ…」


しかしまぁ大変だよ。これ会社なら結構稼げるな。高卒でいいから働きてえよ。

さーて、またチャイムが鳴りやがった。勉強勉強。

しかしまぁなんだ、暑いなほんと。残暑って嫌だよなぁ。


休み時間になり、暇つぶしにジュースを買いに行く。自販機で適当にお茶を買い、一思いに耽る。

1年と言うのはあっという間だ。この世界に来てからもう5ヶ月近く経とうとしている。夏休みが終わって、文化祭と来て、クリスマスだってもうあと3ヶ月でくる。しかしまぁなんだ、どっかで告白イベントとかねえかな。可愛い子を振ったやつは殺す。躊躇いなく殺す。


「あーかったりぃ。」


廊下をほっつき歩きながらぼやく。次の授業のことを考えながら、放課後の部活のことを考えながら教室に向かう。なんかこう、ラノベっぽい世界だからそんな感じのイベントがねえかな〜と思いながら教室に入るとざわついている。


「どったの?」

「大変だよ!さっき職員室で偶然聞いちゃったんだけど、転校生が明後日から来るんだって!!」

「転校生?確かに珍しいがそんな騒ぎになることか?」

「それがね…3人も来るの!あのアイドルグループARの七里真由と仲本アキ!そしてあのモデルの平川良平!凄いよね!?」

「誰だそいつら?」


島村の説明を聞いてもさっぱりわからないため知らんと答えると教室中がずっこける。しょうがねえだろ、俺アイドルとかモデル興味ねえもん。歌とか俺ロックとクラシックしか聞かねえんだぞ。たまにアニソン。


「有名だぞおい…」

「知らんな。まぁそんなにすげえのがなんでこの学校に来るんだろうな?」

「さあな、まぁ楽しいことになるだろうな。」


アイドルとモデルが転校ねえ。らしくなってきたじゃねえか。まぁ俺と関わることはないと思うが。


放課後、瀬戸口先輩に連絡して部活を休む。鼻歌を口ずさみながらチャリンコを漕いでいると同じ年頃の2人の女の子と1人の男が俺を見てくる。俺何かした?


「ちょっといいかしら。」

「なんですか?」

「私達、藤ヶ丘高校探してるんですけど道に迷ってしまいまして、教えてくれませんか?」

「ちょっと頼むわ。」


スマホのマップ使えばいいのに。それ気にしたらダメなやつかもしれんが。


「あーなら教えます?こっからだと徒歩で10分くらいの距離なんで。」

「ありがとう。」


そういやなんかこの人ら、異様な雰囲気あるな。帽子とかかぶって妙に隠してて。


「あなたは藤ヶ丘の生徒ですよね?」

「ん?ああ。1年っすけど。」

「部活とかやってないの?部活動が盛んらしいけど。」

「園芸部と溶接部に入ってるっすね。まぁ色々と。今日は休んだけど。」

「あら。部活を掛け持ちなんて凄いじゃない。」


なんか妙に馴れ馴れしいな。まぁいいや。そろそろ学校に着くし。


「ここっすよ。」

「噂通り大きい学校ね、ありがとう。」

「どうも。」


3人に礼をされ、頭を下げた後チャリを漕いで駅に向かう。地元のゲームショップで新作ゲーム買いに行くんだよね。FPSの新作楽しみだなぁ。うん


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