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第21話 クラスでの文化祭の会議の盛り上がりは異常

夏休みが終わり、クソかったるい2学期が始まる。教室では夏休みの終わりに嫌そーな表情をしている者、新たなイベントを楽しみにしている者など様々だ。


「また勉強の日々じゃ‥」

「初日からなに絶望してるのよ?」


そりゃそうだろ…40日以上の楽しい休みよ?そんな幸せがなくなったのよ?そら絶望するわ!


「そういやなんかバカやったらしいなお前、夏休み中に!」

「溶接部に強制的に入らされたんだって?」

「部活の掛け持ち…大変だね。」


やかましい!大変すぎてしょうがねえわ!


「待て、なんで知ってるんだ!?」

「早坂さんが教えてくれたから。」

「おおい!?」


早坂が本で口元を隠しながらくすくす笑っている。最近ノリいいなあの子。反則でしょ全く!9月になったばかりだがまだ夏同然。暑くてしょうがない。クーラー効いてても直射日光当たるとしんどいよなぁ。チャイムが鳴り、担任が入ってくる。賑やかだった教室は静かになり、着席して1日が始まる。


「さて、来月は知っての通り文化祭だが、そのためうちのクラスは店を出すか、出さないかを挙手して欲しい。」


あー文化祭ね。うん文化祭。店出すか出さないでクラスが盛り上がる。正直乗り気はないんだよな俺。部活忙しいし。


クラスの雰囲気を見る限り30人中やりたいやつが15人、どっちでもいいが15人と言ったところか。


「あー…それじゃやるか?」

「やりたいっす!」

「面白そうだしね!」


やりたい派がうんうんと頷き、俺を含めたどっちでもいい派はまぁやるか。みたいな感じの空気を出す。


「それじゃ店をやることで決定な。一ノ瀬、学級委員長としてあとは頼むぞ。」

「わかりました。」


一ノ瀬の下なら大丈夫だろ。あいつなら全体纏められるし。


HRが終わり、2時間目まで出し物を何にするかの話になる。あー俺参加できねえぞ?


「質問いいか?って言うかマジなやつな。」

「あら、どうしたの久川君?」

「俺参加できねえぞ?って言うか園芸部はほら。あと文化部で出し物するやつは?」


園芸部のことがあるから俺と早坂、他に文化部で出し物をする奴らは流石に無理だからな。あえて聞く。


「勿論部活で出し物がある場合はそっち優先でいいわ。だけど久川君あなただけ強制参加よ?」

「そんな馬鹿なぁぁぁぁぁ!?お前俺、園芸部の販売に溶接部による台座製造!そこまでやってさらにクラスの出し物なんてやったら俺死んじまうでしょうが!片方だけやらせるってのが筋でしょうが!ブラック企業も真っ青じゃねえか!殺す気かぁぁぁ!?」


俺のツッコミにクラスが爆笑の渦に叩き込まれる。もちろん一ノ瀬が言ってるのは冗談だと理解してるからな?


「冗談よ。私だって華道部の出し物があるから。文化部に入部している人は当日はそっちを優先にしてね。」


まぁそりゃそうだろうな。ていうか死んじゃうよ俺。労働基準法違反だよこんなの。


「私は喫茶店がいいなー!飲み物とお菓子出そうよ!」

「いやーお化け屋敷だろ!怖がらせてやろうぜ!」


陽キャたちが提案し、一ノ瀬が黒板に出し物の予定表みたいな物を書いていく。

喫茶店、お化け屋敷か、まぁあるあるだな。


「俺バンドやってるから演奏してえ〜」

「お前バンドやってんの?」

「あぁ、他クラスの友人とな。一ノ瀬、そん時はいいか?」

「勿論よ、その時は伝えてね?」

「サンキュー、一ノ瀬。」


バンドね、前世にもやってる奴いたなー。文化祭では演奏してなかったけど。馬鹿な提案するか。


「メイド&執事喫茶やるか?」

「死ね。」

「お前メイドやれ。」

「何を言ってるんだお前は」

「そこまで言うかお前ら!?あと俺女装はしねえよ!」


笑われながらボロクソに言われ咽び泣く。

一ノ瀬もため息ついて呆れてやがる。こんな、こんなのってありかよ!?


「他に案はある?」


ないよなぁ。後は射的くらいだ。正直出し物はこの2つしかない。

利益を上げるためにな。安いものを仕入れてそれなりの値段でいいんだよ。

他のクラスは何をやるのか気になるな。あとで中村に聞いてみるか。


「なあ平賀、この学校の文化祭、俺きたことねえけどどんな感じなんだ?」

「マジで祭りだよ。手作り料理とかだしてるしな。ポテトとかハンバーガーとかうまかったよ。」

「すっげえなおい」


いや。予想はしていたがこりゃ面白そうだ。まぁ俺、教室の看板作りや溶接部での台座作り、園芸部の販売と大変だがやるしかないか。


「まさかたこ焼きとかも作ってるクラスあるのか?」

「そりゃあるよ。」

「楽しみになってきたな。」


あーすげえ。他クラスは質でやるならこっちは低コストでやるか。安いものを仕入れて2倍の値段で売る。前の学生時代、例えるなら三百円で仕入れたものをコスト度外視で売って赤字になったからな。まぁあれはクラスのガチの馬鹿共が真面目な奴の意見を聞かないで『楽しさ』を重視したからだが。


結局喫茶店とお化け屋敷以外の案はなく、多数決で喫茶店に決まった。まー仕入れとか頑張りますか。

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