中2少女ツミヨの歌
似たようなの誰か書いてそう
とうとうこの日が来た
未だ人類が経験したことのない
未曾有の想定外
ずっと知っていたよ
ツミヨの右手を
みんなが
鼻で笑って馬鹿にしてたって
封印は
この瞬間のため!
ほどける包帯
目覚めて右手
封印された具体性の無い何か!
『(裏声)まだ時は満ちていない』
仕方がないよね
『まだ時は』ね
『満ちていない』んだもの
本当だったら瞬殺で決着なの
本当に
本当なのよ
そう言い訳しながらの
『ツミヨさりげない後退り』で
そこから必殺の『ツミヨダッシュ』で逃走ッッッッッ!
またまたこの日が来た
見てみぬ振りなんて……しようとしていないよ
……見てるよ左の眼帯から
今
目の当たりにしてるよ
ツミヨに向けて
目一杯唇震わせたブーイングが
眼帯は
この瞬間のため!
受けた屈辱
目覚めて左目
封印した大盛の設定!
『(迫真の演技)父が危篤なんです』
仕方がないよね
『尊敬』する『父』が
アレしてアレなんだもの
つうか無理です
でしゃばって
すみませんでした!
そう謝罪して
『ツミヨ自然な競歩』から
必殺の『ツミヨダッシュ』で逃走ッッッッッ!
ルルル~
『本当』の『力』を
見せつけるためのトレーニングッッッッッ!
古いタイプの電灯に
ぶら下がった紐が
揺れる……
ツミヨピーカブーからの
ツミヨウィービングと来て
ツミヨジャブで紐を打ち
ツミヨストレートで吹き飛ばす
ツミヨフックで追い打ちの
ツミヨアッパーカットでだめ押しッッッッッ!
ぶら下がった紐の断末魔ッッッッッ!
ツミヨビクトリーッッッッッ!
父の怒鳴り声が聴こえた
変だわ
空気は怒鳴らないもの
ツミヨピーカブーからの
ツミヨウィービングと来て
ツミヨジャブと叫んで
ツミヨストレートで2階から騒音
ツミヨフックに効果音を口頭で
ツミヨアッパーカットで高く高くジャンプッッッッッ!
ツミヨビクトリーッッッッッ!
やっぱりこの日が来た
でも見えないチャンピョンベルトは
ツミヨの腹に健在ッッッッッ!
さあ行くよッッッッッ!
『(自信たっぷりに)お巡りさんアイツですッッッッッ!』
仕方がないよね
こんな世の中だもの
そう捨て台詞を吐いて
『ツミヨクラウチングスタート』からの
『ツミヨダッシュ』でSA☆YO☆NA☆RA!




