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メシマズ属性 リアルだと命に危険性が有るというかトラウマというか蛇足

 僕は眼前の光景に唖然とした。

 此処は僕の住んでた村だ。


 上空は何処までも透き通って空。

 ワイバーンとグリフォンが血で血を争う殺し合いをしてるが。


 遥か遠くには鬱蒼と茂る森。

 危険な魔物がうようよ居る帰らずの森だが。


 明るく元気な子供たち。

 危険な魔物を晩御飯のオカズに狩ってくるレベルの猛者だが全員。


 うん。

 間違いない。


 間違いないんだが……。

 作者である柴犬が口から泡を吹いて倒れてた。

 眼前で。


 というか何で口にぼた餅が?

 しかも背後に何やら食い物の山が。

 意味分からん。

 しかもダイイングメッセージとは余裕ですね。


 犯人はぼた餅。


 余裕のダイイングメッセージだね。

 というかぼた餅は人でないんだが……。



「何で死んでる」

「いや……過去に母親に食わされた食い物を此処で再現したら倒れた」


 

 うん。

 分かった。

 理解できた。

 神である作者なら此処で過去食べた物を再現できる。

 出来るのは分かる。

 分かるんだが……。


「いやそれで何で再現する」

「どんな物でも不味く出来る母親が作ったのを思い出すために再現したのだけど……」

「しなければ良いじゃん」

「話のネタが欲しくて……」

「何も体はらんでも……」


 呆れる僕。


「という訳で過去母親が作ったメシマズシリーズっ!」

「話し聞けや」

「ソーセージを焼くだけの事ができず水と醤油砂糖で煮込むんだオカズ」

「それ不味いは」

「塩の塊を付けたオニギリッ!」

「其れが出来ないって逆に凄い」


 不憫な。


「下処理をせず作った鱗入り魚の吸い物」

「生臭いだろう」

「カレーに蜜柑の缶詰を入れて自分に全部食わそうとしたな~~」

「鬼だな」

「人参の葉入りカレーもね」

「悪意しか無いだろう」


 心底そう思う。



「まあ~~軽いジャブは此れ位にしよう」

「マテ」

「どうしたの?」

「此れで軽いジャブ?」

「うん」

「これ以上が有ると?」

「安心して」

「あ~~流石に無いわな~~これ以上」

「一つだけだから」

「有るんかいいいいいいいいいいいいいいっ!」



 作者が不憫だ。


「真打ちは此れだあああああああっ!」



 先程齧ってたぼた餅を突き出す柴犬。


「ぼた餅かいいいいいいいっ!」

「うん」

「あ~~ベタな展開で砂糖と塩を間違えたという感じかな?」


 やれやれと思う僕。


「いんや灯油入アンコのぼた餅」

「マテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!」


 思わず絶叫した。


「どうした?」

「食い物ではないぞっ!」

「そうだよ」

「何で入れたっ!」

「ストーブの上でアンコを練ってる時に灯油が切れて交換してる時に入ったらしい」

「おい」

「一滴だから混ぜこんでも大丈夫だろうと思ったらしい」

「……メシマズれべるじゃねえ~~」



 唖然とする僕だった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 灯油入りとは…… よく生きてましたね、柴犬様………。
[良い点] 「灯油入アンコのぼた餅」 冗談抜きで今笑っておりますwww。 臭いの想像はつきますが流石に味まではwww。 [気になる点] 流石ネタを仕込まれるのは上手いですな! 確かにこの作品は<エッ…
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