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作者は寝込んでいる(嘘)



 今日も今日とて村に付いたんだが……。

 作者何故か本を読んでいた。


 またか……。


「何読んでるの?」



 ゴロゴロと転がる作者。



「小説の書き方の本其の新作」



 僕は作者の行動に頭を抱える。

 


「何冊目だよ」

「10冊ぐらい?」

「一冊で充分だろうに……」

「いやそうでもないよ」



 僕の方を見上げる作者に首を捻る。


「なんでまた?」

「本の作者毎に内容が違うから結構参考になる」


 まあ~~別人が書いてるから分かるが……。


「昔は小説の書き方の本なんて無かったから良い時代になったね~~」




 いや良いけど。



「作品は?」

「その前に本をもう一冊読んで……ねんきんネットを登録しないと……でも厚生年金手帳が……」



 視線を逸らす作者。

 


「厚生年金手帳って知ったかぶりの母親に破って捨てさせられたアレ?」

「アノ母親知ったかぶりが酷いんだよ自転車にサラダ油を差せとか」



 トンデモ母親。

 いい迷惑で有る。


「しかも始終言うことが矛盾するし……」

「愚痴に成ってるぞ」

「で……作品の進行は?」


 僕の言葉に視線を逸らす作者。


「おい」


 進んで無いらしい。


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