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都市伝説の主人公登場
何やら見慣れぬ風景である。
というか何だこれ?
何処かの田舎の村だと思ったら何故か怪獣が空を飛んでるんだけど……。
「此処は新たな都市伝説の隠れ里か?」
『違うと思う』
「根拠は?」
『ファンタジーの定番ワイバーンぽいのが居る』
「其れが?」
『都市伝説及び妖怪伝説は人の思いを元にした物』
「だから?」
『こんなファンタジー要素の高い都市伝説いてたまるか』
「でもこの前短編でミノタウロスに遭遇したけど?」
『……』
忘れてたらしい。
いや良いけど。
「お~~よく来たな~~」
「『なっ?!』」
突然現れた柴犬に驚く僕たち。
何だ此奴?
行き成り現れた?
しかも喋ってる?
此奴も都市伝説?
「ぼくは柴犬お前たちの作者だ」
「『人面犬っ?!』」
「違う」
人面犬だということを否定する都市伝説?
いや妖怪か?
いや作者と言ったな?
「其れでお前が僕たちを呼んだのか?」
「そう」
「何が目的だ」
「いや目的は無い」
え?
目的が無くて呼んだの?
何で?
「もう一つの世界の主人公を呼べなくて代わりに呼んだだけ」
「え・・・それだけ?」
「あと早く小説を書く感覚を忘れないためかな」
「え~~」
しょうもない。




