新作は何時作っても悩ましいものです
村に着たら作者が唸っていた。
思わず僕は風上に立つ。
「何で風上に立つ?」
僕に気がついた作者が首を捻る。
「ゑ? ○んこではなの?」
「ちゃうわっ!」
いやお尻に力を込めて振ってたろ?
う○ちの合図なんだが……。
「え~~何で唸ってたの?」
「ホラー企画の連載でチョイと」
「あ~~」
「ぶっちゃけアレ其の儘では連載できないのよ」
「何で?」
「前日談は全て入れると三人称視点のうえ詰問形式になる」
「何でまた?」
「そうしないと話が上手く繋がらない」
「いや無理がある気がする」
「うん」
僕の言葉に視線を逸らす。
「おい」
「柴犬も無理があると思った」
ため息をつく僕。
「其れに本編は時間経過や関係がガバガバだね」
「あ~~」
そのまま連載にすると設定がエライことに。
しかも突然場所が変わる場面がでるということか。
「仕方ないので全て破棄」
「極論だな」
「いや小説ではこれは良い此れは残しときたいというのは厳禁」
「へえ~~」
「寧ろ全て破棄して設定とかキャラの人格のみを生かした方がいい」
「大胆だな」
「後は精々話のプロット位だな」
「全部で無いの?」
「ケースバイケースかな? 今回は企画で書いたのを幾らか手を加えるかも」
「未定と言うわけかい」
「うん変な縛りをするとまた変になる」
大変だなと思う僕だった。
「因みに此れが終わるまでお前さんの方は未定だよ」
「潰す」
「ぎやあああああああああっ!」
思わず作者の頭を蹴る。




