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プロローグ

 気がつくと見知らぬ場所にいた。

 遠くを見渡す。

 遠い。

 遠い。

 遥か彼方まで何も無い白い空間。

 周囲を見回す。

 何もない。

 白い空間。

 何もない。

 木も水もない。

 空もない。

 何もない。

 有るのは果てしない空間。


 ふと気がついた。

 下を向いた瞬間気が付いた。

 目の前に小屋が有る。

 

 人が住む大きさではない。

 

 せいぜい犬が住める大きさ。

 其れは犬小屋と言っても良い代物だ。


 表札は【柴犬(作家)】と書いてある。


「ゑ?」


 というか此の犬小屋何処から現れた?

 ついさっきまで無かったよな?

 

 ゑ?


「ようやく来たか」


 犬小屋から一匹の柴犬が出てくる。

 其れは良い。

 其れは良いのだが……。


「どうしたカイル?」

「犬が喋ったあああああああああああああああっ!」


 僕は絶叫する。

 何で犬が喋るっ!

 意味が分からん。

 見た目完全に犬なんですけどっ!

 というか柴犬。

 もろにっ!


「落ち着け」

「いやあああああああああっ!」

「自分は(作家)だ」

「あ・そう」


 其の一言で僕はスンと冷静になった。

 種が割れたら納得の行く答えでした。

 ええ。

 






 此処は作者の脳内世界。

 別名妄想世界。

 其処にとある作品の主人公は作者に出会った。


 何故か。

 

 

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