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第3話 最強の剣豪と1人のエルフ

お待たせしました。


私はオリヴィアちゃんとキマリスさんと一緒に食材を買いに街の市場に来ています。

「ねぇ、オルヴァルトちゃん」

キマリスさんは体をくねくねしながら私を呼んだ。

「何ですか?」

そう私はキマリスさんを見た。

「今日一杯付き合ってよ」

キマリスさんは酒場の樽を片手で持ちながら言った。

「構いませんよ」

私はそう言っておつまみのチーズを買って他には野菜や肉を買っていた。




ーーー喫茶店・ライラーーーー



私とオリヴィアちゃんとキマリスさんは紅茶とケーキを頼んでそれを食べていた。

すると後ろから何かの視線を感じた。

「あの、どうしました?」

「あの、何か食べさせてください・・・・」

私がそう聞くとフードを被った少女はそう私に言った。

「あの、すみません!何かお腹に溜まるものをお願いします!」

そう私は店員さんに注文した。



ーーー10分後ーーー



若うさぎの炭火焼きと炭酸の黒蜜のジュースとブレットを出されて少女はガツガツと食べていた。

「よく食べるわね」

そうキマリスさんは笑顔で言った。

「仕方ないですよ、何日も食べてなかったんですから」

「確かにそれは辛いかもですね」

私はそう言ってオリヴィアちゃんは少女をじっと見た。

「あの、ありがとうございます。こんな私に・・・」

「いえ、助けるのは当然ですよ」

私は少女にそう言った。

「あなたまさかエルフ属じゃない?」

キマリスさんはそう少女に聞いた。

「えっと、はい!ホーリーエルフという種族のリーシャと言います」

少女はフードを外すと銀色の髪に水色の瞳の10歳未満のエルフだった。

「か、か、かわいいい!」

そう言って私はリーシャちゃんに抱き付いた。

リーシャちゃんは小さな体のわりに少しだけ胸が大きかった。

「あ、あの、あんまり撫でないでください・・・!」

そうリーシャちゃんは顔を赤くして言った。

「あっ、ごめんね!」

私はそうリーシャちゃんに言った。

「ん?」

「どうしたんですか?キマリスさん?」

キマリスさんが何かを見て頭を傾げていたらオリヴィアちゃんはそうキマリスさんに聞いた。

「あれ!」

そこには黒い太刀を持った人物が歩いていた。

「誰ですかね。あの人?」

そう私はその人物を見た。

「見つけたぞ!黒龍の牙!」

男性の後ろには100人近くの剣を持った人達が黒龍の牙と呼ばれる人物を囲った。

「やれやれ、少しは考えて行動してほしいものだ!」

そう言って男性は片手に太刀を持ち一振りした瞬間黒い竜巻が一瞬で100人の人達を吹き飛ばした。

「さて、そこの女!」

男性は剣を私に向けた。

「な、何ですか?」

私はそう男性に聞いた。

「俺と戦ってもらおうか!」

そう言って男性はいきなり私に斬りかかってきた。

ガギィン。

私は両手を拳にして男性の太刀から3人を守った。

「覇王・乱撃斬」

私は片手を手刀にして斬撃を放った。

男性は黒い太刀で攻撃を防いだ。

「中々の力の持ち主の様だな」

そう言って男性は片手に持つ太刀を空中で円を描くようにして振り回した。

「貴方が全てをねじ伏せるなら!私はこの拳で全てを守ります!覇王・邪悪ヤマタノオロチ」

私は片手から八つの首を持つ神話の生き物のヤマタノオロチの力を片手に宿しエネルギーの塊を男性に向けて放った。

「極龍・暴風龍波!!」

黒い竜巻は邪悪ヤマタノオロチとぶつかり凄まじいエネルギーを起こした。

私は負けじと片手を前に出し続けた。

力を最大にまで覇王の力を出し続けた。

「ふっ」

男性は剣の力を解除したのか剣からエネルギーが消えた。

そして男性には邪悪ヤマタノオロチが向かったが男性は太刀で容易く切り伏せた。

「貴様の力は中々の物だな!」

そう言って男性は私に歩みより片手を私に差し出した。

「えっ?」

そう言って男性は少し笑みを浮かべて片膝を地面に着けてこう言った。

「黒龍の牙、カリバー・ベリアル貴様達のギルドに入るとしよう!」

カリバーさんはそう言って片手の太刀を背負いながら私に頭を下げた。

「あの、私も入っていいですか?」

リーシャちゃんはそう私に聞いてきた。

「わかりました、仲間が増えるのはいいことですからね」

私はそう笑顔で二人に言った。



ーーー???ーーー



闇の中1人の魔王は世界を渡り歩いていた。

魔王の片手には多くの同胞の魂と願いが眠っていた。

彼はただ歩いていた。

聖王と呼ばれる人物に出会う為に。




ただ、それだけだった。



つづく

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