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第1話 友達

久しぶりに長く書いてみた。

私の名は山河奈緒。

ごく普通の工場で働くごく普通の社会人だった。

毎日つまらない日々を過ごしながら私は家に帰ると魔法少女Vividと呼ばれる漫画を読んで楽しんでいた。

vividの覇王と呼ばれる少女の戦い型はすごく真っ直ぐで拳で黙らせる姿はまさしく覇王と呼ばれる存在だった。

ただ戦うだけでなく守りたい者を守るための強さに私はただ憧れていた。

そんな私はいつの間にか過労で疲れが溜まり死んでしまった。

まだ、やりたいことがたくさんあったのに。



ーーー????ーーー




「目を開けなさい」

そう誰かが私に声を掛けた。

「誰?」

私は起き上がり辺りを見た。

「あなたは仕事のし過ぎで過労で死にました、そんな貴女に私は貴女を生き返らせる事ができます。どうしますか?」

目の前に居るのは小さな女の子。

言葉使いはすごく丁寧で優しい笑顔をしていた。

「貴女は?」

私は少女に尋ねた。

「私は誰でもない、ただの神様です」

そう少女は笑顔で悲しげな声で話した。

「あの、生き返らせるなら、私を・・・異世界に転生させてくれないかな」

私はそう神様に言った。

「異世界ですか?可能ですよ」

そう神様は片手を前に突き出した。

すると目の前に光の扉が出現した。

「これを潜れば異世界に行けるんですよね?」

私はそう神様に聞いた。

「はい、ですが今のままの力だと死ぬようなものですからこの三つの力を与えます」

そう言って神様は三つの光の球体を私の中に取り込んだ。

光は私の中に取り込まれ「馴染むには少し時間が掛かります」と神様は言った。

「あと、姿を変えますか?」

そう神様は私に聞いた。

「姿?」

私はそう神様の言葉に頭を傾げた。

「はい!貴女が憧れている人物に姿を変えられますよ」

そう神様は私に言った。

「なら、魔法少女Vividの覇王オルヴァルトに姿を変えてください!」

私は神様にそう憧れのキャラクターの姿をねがった。

すると私の周りに光が集まりは優しく私を包み込んだ。

すると私は目を開けると私は1人の憧れの少女の姿になっていた。

「名前はどうしますか?」

神様はそう私に聞いた。

「オルアルト・環」

そう私は片手に胸に当てて言った。

私は扉を開けて走り出した。




ーーークローア共和国・フロスト城ーーー



私は目を開けるとそこには大きな西洋の城が建っていた。

私の服は中学生が着るブレザーを着ていた。

「どこだろ?ここ?」

私はそう言って歩き始めた。

するとどこからか視線を感じていた。

後ろを振り向くと小さな女の子が立っていた。

「きみ、何やってるの?」

私は少女にそう聞いた。

「あの、貴女は誰ですか?」

少女はそう私を見て聞いた。

「私の名前はオルアルト・環よろしくね」

そう私は頭を下げて言った。

「私はオリヴィア・フロストと言います」

オリヴィアちゃんをじっと見ると髪は金髪に片目はグリーンブルーにもう片目はレッドブラックだった。

両腕は無くたぶん事故でなくしたんだろうか。

私はそれを考えながらオリヴィアちゃんに近づいた。

「なに?」

オリヴィアちゃんは私に怯えていた。

「貴女に腕を作ってあげていいかな?」

私はそうオリヴィアちゃんに聞いた。

「えっ?」

オリヴィアちゃんは私をじっと見た。

「貴女が笑って私に手を差し出したら私が握り返します!だから作らせてくれませんか?」

私はそうオリヴィアちゃんに聞いた。

「あっ、えっと、お願いします」


オリヴィアちゃんはそう言って頭を下げた。




ーーー7日後ーーー



私は使用人の人達から話を聞いてオリヴィアちゃんがこの国の王女だと聞かされて少し驚きながらオリヴィアちゃんの話相手であると同時に友達になった。

「よし、出来た!」

そう言って私は何とか義手を作り出した。

ガチャ。

ドアが開く音がして後ろを振り向くとそこにはオリヴィアちゃんが立っていた。

「オリヴィアちゃん出来たよ」

そう言って私はオリヴィアちゃんに完成した義手を見せた。

「わぁ!ありがとうございます!オルアルトさん!」

オリヴィアちゃんは涙を浮かべながら言った。

「さっそく試してみようか」

そう私はオリヴィアちゃんに言った。

「はい!」

オリヴィアちゃんはそう言ってさっそく試してみた。



ーーー2分後ーーー



上手く義手を嵌めてみた。

「どう?オリヴィアちゃん?」

私はオリヴィアちゃんに聞いた。

「はい!すごく馴染んでます!」

そうオリヴィアちゃんは笑顔で言った。

「さて、オリヴィアちゃん手を出して」

私はオリヴィアちゃんに片手を差し出した。

「あっ、はい!」

オリヴィアちゃんは私の片手を掴んだ。

「私は貴女の覇王になります」

そう片手をオリヴィアちゃんの頭を優しく撫でて言った。



ーーー中庭ーーー



私はオリヴィアちゃんと中庭で花の冠を作って遊んだり昔の話をしたりして楽しんでいた。

「おいおい!何やってんだ?でき損ないのオリヴィア!」

ゲラゲラと笑いながら来たのはオリヴィアちゃんの兄のゲルノヴィ・フロストだった。

「お兄様・・・」

オリヴィアちゃんは怯えていた。

「何だよその変な義手は?」

そう言ってゲルノヴィは泥団子をオリヴィアちゃんの義手に向けて投げた。

だが。

びちゃっ!

私は自分の体を盾にして泥団子を浴びた。

「オルアルトさん!大丈夫ですか?」

オリヴィアちゃんは私に駆け寄った。

「何だよ!愚民が!邪魔すんなよ!」

そうゲルノヴィは私に吐き捨てた。

「謝るなら今のうちですよ!」

私はそうゲルノヴィに言った。

「はぁ?謝るって誰に?泥にか?ギャハハハハ!!」

そうゲルノヴィはバカ笑いしながら言った。

「そうですか、なら容赦はしません!」

私はそう言って片手を手刀にした。

「覇王・千本桜!!」

そう言って片手を振り下ろした瞬間桜の花びらの様な物体がゲルノヴィの体をひらひら舞い上がった。

「どうしたんだ?何かしたか?ギャハハハハ」

ゲルノヴィは笑いながら言った。

「また、つまらない物を切り捨ててしまった」

そう言って手刀を解いた瞬間ゲルノヴィの服は細切れに引き裂かれた。

「えっ?」

ゲルノヴィは何が起きたのかわからない顔をしていた。

「きゃあああああ」

オリヴィアちゃんは悲鳴を上げて目を閉じた。

「ぎゃああああああ!」

そう言ってゲルノヴィは走って逃げた。

「ざまぁ、ないわね」

私はオリヴィアちゃんの頭を優しく撫でながら言った。

「あの、まさかオルアルトさんは本物の覇王ですか?」

オリヴィアちゃんはそう私をじっと見た。

「私は覇王の異名は持つけど今は貴女の友達なんだから」

そう言って私はオリヴィアちゃんに笑顔で話した。

「あっ、ありがとうございます」

オリヴィアちゃんはそう言って涙を流していた。

「急にどうしたの?」

私はそうオリヴィアちゃんに聞いた。

「あの、ずっと私の友達で居てくれますか?」

オリヴィアちゃんはそう私に抱き付いて言った。

「はい、覇王の名に懸けて」

そして私はオリヴィアちゃんと友達になった。


つづく

次回はキャラクターを増やしますよ~。

ぐっとボタンといいねとブックマークとコメントよろしくお願いいたします!

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