今日、雨宿りしていきませんか?(1)
5月31日 月曜日
僕は、何をやってもうまく行かない…
引っ込み思案な性格の性格か 友達も作れず、恋人も出来ず…
今日も会社で上司に罵倒を浴びせられ、周りの社員からは薄ら笑いが見える…
僕も僕なりに頑張って来たはずだ、会社に貢献出来るようにしてきたつもりだった…でも……
「雨夜鳥、まだ資料が出来てないのか! はー、やはり君には任せられないな、他の人に任せることにする。今日は、もう帰りなさい」
…何も言い返すことができなかった、確かに努力をした、頑張ってやってきた…でもみんなが想うような仕事を僕は出来ない…
「すみませんでした…か、帰ります、お、お疲れさまでした…」
僕は言われるがまま事務所をあとにした。
(僕はなんのために生きているんだろう、僕はなんのためにここにいるんだろう…)
考えてもどうしようもないことばかりが頭の中をぐるぐると駆け巡ってくる……
(…終わりにしよう、今日で頑張るのは終わりにしよう、もう考えるのは止そう…だからもう泣くのは止そう…)
内向きに歩きながらいつものバスに乗り込み、景色を眺める…もうきっと見ることこのないこの窓からの景色を…
いつものバスでいつも僕の降りるバス停の2つ前でバスを降りた。
「確かにこの近くに…あ、あった」
いつもバスからの風景をみていたときにこのバス停の近くに大きな橋が掛かっているのを見ててよかった。
「初めてこの橋を見た時には想わなかっただろうな…僕の人生がここで終わるだなんて…」
口に出したのと同時に僕は橋の欄干に手を乗せて橋の下を見る、この橋の下には、川が流れているのだが連日の雨のせいで水が濁ってかなり水流が強そうだ。
(これなら…ここから飛び降りれば死ねる…)
そう想ったときだっだ。
「こっちに来ないでください!!」
不意に大きな女性の声が聞こえて驚いた、
(自分の自殺を誰かにみられた…?まずい何て答えればいいんだ)
声のする方を恐る恐る向くと橋の欄干の向こうのに立ち今にも飛び降りようとする高校生くらいの女の子がいたんだ。
人生で 辛い事、うまく行かない事、苦しい、何て時に読んで貰って少しでもホッコリした気分になって欲しいです…(小説初めて書くのでものすごく誤字脱字あると想いますが暖かい目でみてくれるとありがたいです。)