第七部屋目 以外ッそれは授業参観ッ! 前編
タフな男よ・・・。そのちっぽけな根性が実にタフだ。どうしてそこまでタフなのだ!?頭が逝かれているのか?何故そこまでして小説を投稿する!?
知らないよー。何てワムウさんと会話してる夢を見ました・・・。ワムウさんを知らない人はwikiか( ^ω^ )ニコニコ大百科で出ると思いますよ。
「・・・・龍兄、これ。」
「ん?なんだこのプリントは。」
俺は翔太達の遊び相手をしていたら、瀬良が俺に一枚の紙をを渡してきた。学校からのプリントか。俺はそれを睨むように読み進める。髪で少し見えづらい。
「へぇ~授業参観か。」
「・・・・龍兄、来てくれる?」
「明後日の10時からか。分かった、行くよ。」
「・・・・ありがとう!」
パァッという瀬良の笑顔。うわッ俺みたいな小汚い人間には眩しすぎるッ・・・なんか前も言ったきがするが・・・気のせいか。
「さ~て、お風呂にでも入るかね。」
「あ、私も入る!」
「いけません!そんな事お母さんは許しませんよ!」
「なんだってー!喰らえぃ小説の表現を超えた攻撃ッ!」
パパパーン!ボヨヨーン、ドガガガガ!無駄無駄無駄無駄ぁ!
「あわわわわわ・・・二人共落ち着いて。」
俺と来奈が意味不明な喧嘩を始め、焦り始める翔太。それを瀬良が止めにかかる。
「・・・・二人共、やめないとゴニョゴニョ。」
ニョヒーン!ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ドドドドドド・・・ピタッ・・・・ガクガクブルブル・・・。
か、体の震えが止まらねぇ!せ、瀬良はこんな術を覚えているとは!ていうか俺はあんな言葉をいうように育てた覚えはねぇぞ!そして体が震えたまま動かねぇ!
「・・・・うん、よし。二人共動いていいよ。」
瀬良のその言葉により、俺と来奈は震えから開放された。
「・・・がはッ!ゼェ・・ゼェ・・・ハァハァ・・・。」
「うぬググググ・・・プはッ。」
「流石我が妹ッ・・・とんでもねぇもん身につけちまったようだな・・・。」
正直何で自分がこのテンションなのか俺にはサッパリです。まぁこの空間はすでに瀬良の物だ。二人は瀬良に任せるとして俺はお風呂に入ろう。
「ふぃ~・・・やっぱ風呂は気持ちいいねぇ。」
ザパーん。
何か親父臭い事言ってるけど、なんだかんだで気持いんですよ。パネェんすよ。マジで。汚れた体を清潔にしてくれる風呂ッ・・・最高だね。俺の心は汚ねぇけど。まぁ勇に比べればマシな方かな。あいつは体内全体が汚れているからなッ!
俺は暫くして湯船から上がり、体を拭いた。そしてあることに気づく。
「おっ、ドライヤーあるじゃん。瀬良のか?まぁ使ってみるか。」
俺はスイッチを強にして髪にドライヤーをあてる。おぉ~髪がすぐ乾いていく。って前髪結構濡れてるな。前髪を乾かさなきゃな。そう思った俺は下から上に向け前髪にドライヤーをあてる。おぉ、乾く乾く!
そのせいか、俺は自分の前髪は後ろに下がり、ほぼ俺の顔面が見れる状態になってしまうとは、この時想いもしなかった・・・。
「いやぁ~いい湯だった!」
俺は風呂場から出てタオルを首に巻き、サッパリした気分でリビングのテーブルに座った。
「・・・・あ、龍兄・・・きゅう////」
パタリ。と瀬良がその場で顔を赤くして倒れた。だから何なんだよこの展開!?俺には良くわかんねぇ!
「瀬良姉ぇーどした・・・みゅう////」
来奈が瀬良を心配して寝室から出てくる。しかし来奈も何故か顔を赤くして倒れこむ。だから何なんだよォォォォ!
俺はその日訳もわからず二人を介護し続けた。翔太と一緒に。いや幽霊の介護の仕方とか分かんねぇし。
ーーーー次の日ーーーーーーーー
チャチャチャチャ♪という熱いテーマの元どこぞのヒーロー的なアニメを翔太達と一緒に視聴していたら、玄関からピンポーン。という音が鳴り響いた。はて?今は瀬良は学校の時間なんだが・・・。まぁいいか。
「はーい。誰ですか?」
「あ、龍騎君?今大丈夫かしら?」
ドアから透き通るような美声が聞こえる。おぉこの声は涼花さんか。
「はい。どうかしましたか?」
ガチャ。俺はドアを開き少しビビった。何故なら涼花さんがサングラスをつけているから。なんかカッケぇ。ていうか涼花さん視線が下向いているのは気のせいか?
「え、えと・・・どうかしました?涼花さん。」
「あ、えーとね。龍騎君に頼みたい事があるんだけど・・・。今度紗香と瀬良ちゃんの中学校で授業参観があるでしょ?で、もしよかったら私の変わりに行ってきて欲しいんだけど・・・大丈夫かな?ごめんなさい、私その日どうしても外せない用事があって・・・お、お礼に今度ご飯奢るから・・・ね?」
ぶふぅ。い、いかん鼻血が・・・。涼花さんの上目使い可愛すぎる!・・・ていうかそんな事か。なら問題ない。俺は右手で鼻を押さえながら答える。
「だ、大丈夫ですよ・・・俺丁度瀬良の授業参観行く予定でしたし・・・グフ。」
「ほ、ホント!?あ、ありがとう!龍騎君!」
涼花さんは俺の左手を掴み俺の顔を真正面で嬉しそうな顔で見る。ぶはァァァァァ!や、やめてください涼花さん!お、俺には耐え切れない!
「・・・・きゅう。」
涼花さんは顔を・・・もう言わなくていいだろ?説明すんのめんどくさいんだよ!
『ついに魔王サタンとの死闘を繰り広げる勇達・・・果たして彼は生き延びる事ができるのか!?次回、勇死す!お楽しみに!』
アニメですげぇネタバレしているのを聞いている俺はただたんに涼花さんを立ちなおす為にどうしたらいいのかわからず焦っていた。