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プロローグ~ティアラのお話~
昔、あるところにとても美しい女王がいました。
その女王は、いつも母親の王妃様の形見である、ティアラをいつもかぶっていました。
王妃様は、三年前に突然、謎の死を遂げました。
娘にティアラを残して。
そして、女王は何百年も生きつづけました。
ところがある日、朝起きたら、ティアラがありません。盗まれました。
翌日、女王は死にました。
母親と同じように。
棺の中の女王は、笑っていました。
次の日、孫娘のジェリーヌが女王となり、死んだ女王と同じティアラをかぶっていました。
ジェリーヌも、何百年も生きつづけました。
祖母と同じように。
しかし、ティアラが盗まれて、翌日死にました。
祖母と同じように。
曾祖母と同じように。
そして、今ティアラは、どこかに存在する。




