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第十六章77 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】75/【芳一】の第10班の展開(【ユイイツ編】)14

 【芳一/春花神謎】は、敵の居なくなった【ユイイツ】の【世界観】において、【世界観】に無理の無い範囲(【世界】を破綻させない範囲)で新たな【敵】を作り出す事にした。

 作ろうと思えば自分を超える力を持つ【敵対者】を生み出す事が出来るのも、最強の4人格の特徴である。

 その力の源泉は名前の部分に【神謎】と付いている様に、【謎】に包まれているが、その力により、彼は、自分の脅威となる【敵】を生み出し、それを倒すことで更なる高みを目指す事にした。

 【芳一/春花神謎】は、【リミッターハイパーオーバーイグジスト】と言う、本来【キャラクター】を作る場合、【物語】が破綻しない様にある程度、【制御】をして作る。

 例えば、【宇宙】を舞台に【物語】を作るとした場合、【宇宙】を実際に破壊出来る【キャラクター】を使って悪事を働かせるとそれだけで物語はバッドエンドで終了してしまう。

 【宇宙】が保持されない状況はその【物語】においてタブーであるため、その【キャラクター】には、【宇宙】の存在を保つための何かしらの【制御】が設けられる。

 例えば、【宇宙】を破壊する存在がもったいぶって【宇宙】を破壊しないとか、

 【宇宙破壊】には条件があってそれが満たされないと発動しないとか、

 【宇宙破壊行為】は行ったが、【宇宙】はすぐには破壊されず、残された時間で何とかなるとか、

 【宇宙破壊】はオーバーな表現であり、実際には破壊する力が無いとか、

 【宇宙破壊能力】はより強い存在によって【無効化】されているとか、

 等々、様々な要素を絡めて、【宇宙】が破壊されない言い訳をでっち上げる。

 そう言った事が【制御】として定められているのが、通常の【キャラクター】である。

 そう言った【制御】を一切取っ払って、【設定破壊】をしているのが、【リミッターハイパーオーバーイグジスト】である。

 これを放置したら間違いなく、【物語】は破壊されるしそれを現実世界で行えば破滅する。

 その危険性を持った【存在】を創り出し、やられたらおしまいという危険性を背水の陣として用いた方法なのである。

 このやり方は、【世界】を破滅する行為であって、例え最終的に勝つとしても、許される事ではない。

 なぜならば、【世界】を危機に陥れているのは間違いなく、【リミッターハイパーオーバーイグジスト】では無く、【芳一/春花神謎】だからである。

 断言しよう。

 【芳一/春花神謎】は正義の味方ではない。

 むしろ【悪】に近いと言えるかも知れない。

 【春】と【花】という一見平和をイメージさせる様な名前を持ちながら、その実体はそれとは似ても似つかない、自身の納得の行動のためならば何でもやる超危険な人格と言えるだろう。

 繰り返すが、【芳一/春花神謎】の性格は絶対に正義の味方ではない。

 放っておけば何をするか解らない危険性のある【超危険な危ない奴】である。

 自分の正義のためならどんな事もする。

 そう言う男である。

 それだけは確実である。

 その危ない行動を中継したい所だが、どうやら時間が来てしまったようだ。

 【芳一/春花神謎】が無茶や無茶苦茶をしない事を祈りつつ、第10班/【芳一/春花神謎】のチームの中継を終わりたいと思う。

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