第十六章76 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】74/【芳一】の第10班の展開(【ユイイツ編】)13
【ユイイツ】の世界で明確な敵が居なくなった【芳一/春花神謎】。
そこで彼は奥の手を使う事にした。
その奥の手とは何を指すのか?
それは彼の今の状態に関係している。
それは、【芳一】がまだ、7重人格だった頃の話になる。
彼は、当初、【主人格】の他に、
【猛獣】の様な状態になる事から、【暴獣】。
臆病な性格だけど、怖い事をしていくと言う【弱転】。
おちゃらけたりふざけたりするが、びっくりする様な成果を出すと言う【道化】。
【武人】の様に、強さを追い求める性格である【武賢】。
何だか解らない【歪み】の様な【女性人格】である【虚無】。
【神域】とも言える【謎めいた力】を持つ最強の【人格】である【神謎】。
という7つの人格だった。
それが13人格に増やすために、
【芳一/暴獣】、
【芳一/道化】、
【芳一/虚無】、
【芳一/神謎】、
の3人格が勝負に負ける必要があった。
負ける事により、
【芳一/暴獣】が【真性暴獣】に、
【芳一/道化】が、
【芳一/表道化】と、
【芳一/裏道化】に、
【芳一/虚無】が、
【芳一/見虚無】と、
【芳一/言虚無】と、
【芳一/聞虚無】に、
【芳一/神謎】が、
1段階目では、
【芳一/春神謎】と、
【芳一/夏神謎】と、
【芳一/秋神謎】と、
【芳一/冬神謎】になり、この4名が更に負ける事で、
【芳一/春花神謎】と、
【芳一/夏鳥神謎】と、
【芳一/秋風神謎】と、
【芳一/冬月神謎】に、なったのだ。
つまり、2度ずつ負けているということである。
その自分を負かす相手はどうすれば用意出来るか?
簡単な話である。
無ければ作れば良い。
【芳一】はクリエーターである。
そうやって彼は今の力を得たのだった。




