第十六章7 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】5/展開を追っていこう
チーム編成も済んだのだが、全部の展開を追うことは出来ない。
そこで、それでも出来るだけ多くの展開を追っていこうと思う。
自分の【作品】の【世界観】を展開させる時は大きく分けると3つのパターンに分けられる。
1つ目のパターンは、【主人公】や【主要キャラ】と同期して、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法で基本的に【主役】や【主要キャラ】として【物語】を忠実に再現する事が求められる。
2つ目のパターンは、【主人公】や【主要キャラ】では無いが、その物語には存在して居なかった新たな【仲間】として参加し、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法でそれは基本的に【物語】にとっての【イレギュラー】であるため、【物語】を破綻させない様に行動するか、物語を従来のものよりも良い結果にするかのどちらかが求められる事になる。
3つ目のパターンは、【物語】には直接、参加せず、ゲームマスターとしてや、神の視点や導きなどを間接的に与えて、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法になり基本的に【物語】を正確に再現するか、【マルチエンディング化】させて、別パターンを用意してそれをアピールとする事も考えられる。
1つ目のパターンは、【シェリア】が、
2つ目のパターンは、【フェアリア】が、
悪手とされる3つ目のパターンは、【ヴィナフェリア】が、
それぞれ実戦したとされている。
【芳一】のチームは2つ目のパターンを選択した。
ただし、【フェアリア】の様に、物語に忠実にあろうとしたのでは無く、良い方向に傾くのなら、喜んで、物語を改編すると言う方針で全力で向かった。
結論から言えば、その姿勢が【識者】に評価された時、【芳一】は、【覇王/オーバーロード】として認められる。
それをふまえて、【芳一】のチームの活躍を見てみよう。
【芳一】の作品での花形と言えば、やはり、彼のライフワーク作品である【フィクション・レジェンド】の名前を冠する物語だろう。
それの中継を後半に回すとして、まずは、【フィクション・レジェンド系】以外の作品の展開を追ってみようと思う。
まず、紹介するのは【主人格】の【芳一】の所属している【第1班】を紹介するべきであろう。
チームメンバーは、
【唯野 芳一/主人格】
【唯野 美和】、
【唯野 芳果/4体目の御神体】、
【唯野 芳寿/4体目の怨魔体】、
の4名だ。
謀らずして、【芳一】が【都立夢異世界部活学校】に行くようになった時の【初期メンバー】で構成されている。




