第十六章65 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】63/【芳一】の第10班の展開(【ユイイツ編】)2
【ユイイツ】という物語の大まかな内容としては、【芳一/見虚無】が体験した【むにっち】が女性の夢と想像の物語の対となる男性の夢の物語になるのだが、【むにっち】がほぼ女性だけなのに対して、こちらの作品では女性の存在も別に居ると表現されている。
男性が【夢の力】を持って【地球王】となる事を目指すのに対して、女性は、【夢の力】を持って【世界女主】となる事を目指すとされており、その中で【地球王】を目指す男子を中心に描かれている。
【地球王】を目指す、男子達は108名の美女の誰かの元に集合する。
その中で美女はそれぞれのパートナーを選び、そのパートナーと共に【地球王】となるために熾烈な戦いを繰り広げると言うものになっている。
美女達は自分の元に集まった男子達の中でテーマを決める。
アートが得意な者が多く集まればアート、
スポーツが得意な者が多く集まればスポーツ、
勉強が得意な者が多く集まれば勉強、
ゲームが得意な者が多く集まれば勉強、
と言った様に、美女事にテーマが異なるジャンルでそれぞれ勝負する。
【ユイイツ】の主人公がついた美女のテーマは、【芳一】が得意としているものと同じ、【ゲーム】である。
それで、【格闘ゲーム】をテーマにした予選、
【RPG】をテーマにした決定戦を勝ち抜き、主人公は先代地球王の妃でもあった108番目の美女とパートナーになるというちょっと大人の恋愛も描いている。
そして108名の【地球王候補】が決まった時点で、生き残りを賭けた勝負をして、【地球王】の最初の敵が登場するという流れになっている。
【地球王】最大の敵とされるのは【神話】である。
無数の【神話】が歴代の【地球王】達の最期の敵となる運命となっている。
また、同時に選ばれる【世界女主】との勢力争いなども描かれる。
以上が大まかな内容となっているが、【むにっち】同様に、【ユイイツ】でも【芳一】が作った作品での大きな特徴となっている新語、新ルールが飛び交っている。
【むにっち】の時の様に羅列していったら中継時間がなくなってしまうので用語の紹介については省略させてもらう。
とりあえず、【神話】についてだけ少しだけ語らせてもらおう。
ここで言う【神話】とは【地球外】の【神話】という事を意味している。
【地球外神話】とは代々の【王】が生前の最後に戦う【宿敵】として存在する。
【地球外神話】も【王】達が生み出す【世界観/物語】がそうである様に【神話】の【核】となる【存在】が居て、その回りに【神話】が形作られる事になっていると表現されている。
つまり、その【核となる存在】を討てば、それにともなってその【核となる存在】の所属する【神話】は崩壊する事になるのだ。




