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第十六章63 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】61/【芳一】の第7班の展開(【むにっち編】)14

 細かく説明したい所だが、中継時間のカウントダウンが始まってしまった様だ。

 【むにっち】の世界では、【四大(よんだい)滅亡脅威(めつぼうきょうい)】というものも存在し、主人公の妹はその筆頭であり、眠り続けているとされている。

 主人公の妹が眠り続けているから平和が守られているという世界観となっており、その妹を求めて複数の組織が対立しているという構造になっている。

 主人公の妹こそがラスボスであり、多くの存在がそれを求めている。

 この図式は、【フィクション・レジェンド】にも通じる所がある。

 【フィクション・レジェンド1/フィクション・レジェンド】では、【クスンタティーア】という最強の【ラスボス】が存在し、そのラスボスは赤ん坊である。

 そのラスボス自体は、よい子であり、世を乱す存在ではない。

 だが、そのラスボスの力は余りにも強すぎる故に、その力を悪用されると世界は滅びに向かってしまう。

 つまり、悪党がラスボスを騙して利用しようとしているという図式があるのである。

 【クスンタティーア】には、自分に対して悪意を持って近づく者には自動的にカウンターで天罰が起きる様な力もあるため悪党も迂闊には手を出せないが、【むにっち】のラスボスである主人公の妹にはそう言ったカウンター的な能力は無い。

 そして、主人公の妹には自分の力が上手く制御出来ずに、物語の冒頭で、

『助けて、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・

 あぁぁぁぁぁ・・・【???ちゃん】、おかしくなっちゃう、おかしくなっちゃうよぉぉぉぉぉぉ』

 と姉に助けてもらうシーンが語られている。

 主人公の妹は自分の力を制御出来ないために眠らせる必要があるのだ。

 そのため、作中の冒頭では、主人公の妹は眠り続けている。

 その妹を起こして利用しようとしているのが悪党達ということになるのだ。

 【フィクション・レジェンド】では悪党にとってもラスボスは利用しにくい相手だったのに対して、【むにっち】ではラスボスはそのままの状態だと利用されてしまうため、実力者達が保護しているという形を取っている。

 主人公と主人公の妹は離されて、別々に暮らしているとされている。

 主人公は活発な性格だったが、妹を思う余り、当時の妹の様な性格になり内気な少女になっていると表現されている。

 それが、【むにっち】の世界観となっている。

 この物語において、革命を起こすにはどうやったら良いか?

 1つは占い制度を用いた事が挙げられるがそれだけだと全然足りない。

 【芳一/見虚無】達は圧倒的な力を持つ、【主人公の双子の妹/ラスボス】が居る世界でどのような変化をもたらすのか?

 それを中継したい所だが、どうやら時間が来てしまったようだ。

 第7班/【芳一/見虚無】達の中継は以上となる。

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