第十六章52 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】50/【芳一】の第7班の展開(【むにっち編】)3
【芳一/見虚無】達4人がこれから体験する【むにっち】の【世界観】としては、まず、各自、眠る。
眠ったらそれぞれの【屋敷】をコーディネートしていく。
簡単に表現すれば、【屋敷】に自分の気に入った【アイテム】を配置していくのだ。
それが、【現実世界】・・・と言っても【むにっち】の現実世界にだが、そこに再現して取り出す事が出来る様になる。
そして、その【アイテム】を買いに行くのが【むにっち】の世界の【お店】である。
そこで、本来の【むにっち】には無い設定だが、【おみくじお小遣い制】という制度を設けている。
この部分が革命の1つとなるのだが、占いをやる様に、毎回、眠る度にくじを引くことが出来、占い結果とともに本日の【お小遣い】が決められるのだ。
マイナス支給にはならないが、分かり易い表現をすれば、
例えば大凶が出て、100円しか貰えなかったり、
大吉が出て100億円が支給されたりする。
そのお小遣い?を使って、店を訪れて買い物をするのだ。
それを屋敷に飾って行くと言うのが、スタート時点でのやるべき事である。
それでは、まず、【芳一/見虚無】の視点でそれを実践中継してみよう。
【芳一/見虚無】が眠った状態で夢の中で起きると、そこには小さな家がある。
部屋は一部屋である。
最初はこんなものである。
物が多くなれば、それに呼応して、家は大屋敷へと大きくなっていく。
何もないから、最初は一部屋なのである。
それはそれとして、まずはおみくじを引いて今日のお小遣いを貰おう。
【芳一/見虚無】は、
『それでは早速くじを引かせていただきましょうかね。
まぁ、初日は皆さん、【ビギナーズラックデー】として、全員運がよい運勢ということになっているんですけどね。
最初から運が悪かったら何も始まりませんからね。
という訳で引くんですけど、どの占いが良いですかねぇ~?』
とつぶやいた。
そう。
占いは1つではない。
【大吉】や【吉】、【凶】などの占いもあれば、
【第何位】という夢の中の順位を決める占いもある。
占い内容も血液型占いから、
手相占い、
人相占い、
タロット占い、
占星術、
水晶玉占い、
干支占い、
星座占い
名前による画数占い、
等々多種多様となっている。
どの占いが良いと言う訳でもないが彼女としては珍しい占いが良いと思っていた。
そこで選んだのが、【パズル占い】だった。




