表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/77

第十六章48 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】46/【芳一】の第6班の展開(【FAU(フロムアナザーユニバース)編】)6

 悪党である【大神官】が【大神殿】の奥に隠してあった、【真深トガトゥカ】の入った卵の元に案内した。

 その卵は禍々しい色をしていた。

 如何にもラスボスが入っていますと言っている様な姿をしていた。

 【芳一/武賢】は、

『あれか?』

 と聞いた。

 【大神官】は、

『そ、そうだ。

 だが、やり過ぎるなよ。

 今は針の先ほどの穴を開けてある。

 そこから漏れる【深気(しんき)】だけで、大破壊をもたらす力がある。

 だから穴を開けるならちょっとだぞ。

 開けすぎたら俺はもう知らんからな。

 取り返しの付かない事になる』

 と言った。

 どうやら、【真深トガトゥカ】の卵に針の先ほどの穴を開けてそこから溢れてくる【深気】を使って悪事に利用していた様だ。

 【芳一/武賢】は、

『なるほど・・・

 ならば、この卵を割れば良いのだな?』

 と言ったかと思うと、大きく振りかぶって拳で殴りつけた。

 ドガンガラガラガッシャンという音を立てて卵が吹っ飛び、卵がバラバラに割れた。

 【大神官】は、

「んなっ、何て馬鹿な事をしたんだ。

 バカかお前は?

 そんな事したら本体が出てしまうだろうが」

 と怒鳴った。

 【芳一/武賢】は、

『バカはお前だ。

 本体を出さねば意味がない。

 俺は本体と戦いに来たんだ』

 と言った。

 【大神官】は、

「アホかお前は?

 勝てる訳ないだろうが。

 あぁ・・・この世界が消滅するぞ」

 と絶望した。

 【芳一/武賢】は、

『そう言いながらも滅びないのが物語のお約束だ』

 と言ったのだった。

 そんな会話をしている内に、卵は完全に割れ、中から何かが現れたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ