第十六章41 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】39/【芳一】の第4班の展開(【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)編】)6
【芳一/表道化】が引き出しを引いた瞬間、4人は別の空間に転移した。
【仁愛】は、
「ここは?」
と聞いた。
【芳一/表道化】は、
『次の空間ですよ、姫様。
これでこの針金で作った【鍵】は一応、【ドロワー・キー(引き出しを開けるための鍵)】として認証されました。
後は透明で引き出しの色の判別は出来ませんが、とりあえず、隠れている引き出しに近づいたら、引き出しが現るって事になりますね。
とりあえず、引き出しの中を確認しましょうかね?』
と言った。
4人は引き出しの中味を確認する。
アイテムの説明は添えてある手紙で確認する事が出来る。
それによると、
(01)【ジャンピングシューズ】/最大100メートルまでジャンプする事が出来るシューズ、
(02)【浮遊座布団】/坐ると宙に浮くことが出来る座布団、
(03)【フード茶碗】/お茶碗一杯分の食べ物を召喚出来る茶碗で次の食べ物を召喚するには出された食べ物を完食する必要があるアイテム、
(04)【スケルトンドレス】/着ると隠れ蓑の様に姿を消せるドレス、
(05)【ワープシールセット】/このシールを貼ると別の場所に貼ったシールの所にワープする事が出来る、
(06)【歩数水筒】/歩いた数だけ水が溜まる水筒、
(07)【ミニチュアテント】/小さくなって泊まる事が出来る小さなテント、
(08)【ビッグ軍手】/付けると手が大きくなる軍手、
(09)【重力自在ソックス】/履くと直角の壁も普通に歩いている様な感覚で進める靴下、
(10)【収納ポシェット】/手持ちのアイテムを収納出来るポシェット、
(11)【ミラクルカード】/シャッフルして絵柄を当てると小さな良いことがあるカード、
(12)【保存ボックス】/通常は次の引き出しを引いた時点でそれまで使っていたアイテムは消滅するが、この箱に入れた【アイテム】は、最大1度に3個まで、最大10回先の引き出しを引くまで保存する事が出来る。
となっている。
【保存ボックス】の説明でも少し述べたが、このアイテムが使えるのは次の【引き出し】を引くまでである。
次の引き出しを引いた時点でこのアイテムは消滅するというルールになっている。




