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第十六章37 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】35/【芳一】の第4班の展開(【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)編】)2

 【芳一/表道化】は、

『すみませんね、【仁愛さん】。

 折角の貴女のお力を活かせない物語をチョイスしてしまって』

 と言った。

 【仁愛】は、【シェリア】や【フェアリア】の前世である【ティシェルリア姫】の双子の妹である【ティシェイナリア姫】の転生した姿である。

 元々の才能は姉である【ティシェルリア姫】を大きく凌駕していたが、姉を後継者とする母によって才能の多くを姉に譲渡させられて日陰の身であったが元々は才能に溢れた存在である。

 能力を奪われても新たに能力を得る力があったため、力を付けて転生していたのだった。

 【ティシェイナリア王国】の姫君として転生した彼女は6歳という年齢だが、ちびっ子とは思えない落ち着きを持っている。

 【仁愛】は、

「かまいませんわ。

 わたくしは力が奪われるということにはなれておりますの。

 ですから、無いなら無いなりに楽しませていただきますわ。

 この物語のルールとしては引き出しの中にあるアイテムを使って次の引き出しを目指して進み、何らかの目的を果たせばよろしいのでしょう?」

 と言った。

 【芳一/表道化】は、

『そういう事です。

 【美紗緒さん】と【ルーネスさん】もよろしいですね?』

 と言った。

 【美紗緒】は、

『了解。ここではただの人間って事ね』

 と言い、【ルーネス】は、

「かしこまりました、旦那様」

 と言った。

 【ルーネス】は、【芳一】を自分達の主、地球の【覇王/オーバーロード】と確信して仕えてきた7人の【執事メイド】の一人である。

 彼女も【執事メイド】としての能力は高いのだろうが、ここではだだの人間としてこの物語を体験する事になる。

 どんな能力を持っていようとここで使うのはタブー。

 あくまでも【アイテム】を使って進むということになる。

 本来であれば、この物語は一人で進む事になるのだが、ここは4人で進むため、【引き出し】は大きめに設定され、【引き出し】の中のアイテムを4人で分けて使用するという事になる。

 それをふまえた上で、【物語】を展開させていこうではないか。

 4人は、最初の引き出しを探す事にした。

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