第十六章36 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】34/【芳一】の第4班の展開(【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)編】)1
【芳一】のチーム【第4班】の
【唯野 芳一/表道化】、
【唯野 美紗緒】、
【ティシェイナリア姫/仁愛・ティシェイナリア】(【ティシェルリア姫/ティシェル姫の双子の妹の転生した姿】)、
【ルーネス】(スペイン語/月曜日)/【覇王/オーバーロード】となる者に仕える存在、【マジョルドーモ・ムカマ】(スペイン語/執事メイド)、
の4名がまず選んだ【作品】は、第3作【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/英雄視点】と第27作【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/魔王視点】の2作品である。
ではまず、【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)】という物語がどういったストーリーかを紹介しよう。
これは、【異空間】につながるとされる【引き出し】を引くと、その中には複数のアイテムが入っている。
そのアイテムを使って、次の【引き出し】を見つけていくというのが基本的な展開とある。
それを【主人公側】となる【英雄視点】で見たものが第3作【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/英雄視点】、
【ラスボス】である【魔王側】から見たものが第27作【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/魔王視点】、
という事になる。
この物語の場合、【フェアリア】の様に物語を壊さない様に動くには主人公と一緒に行動するが、逆に革命を起こすのは【スピンオフ】として、【主人公】以外の視点で進むという事になる。
この【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)】の【引き出し】は無数に枝分かれしている。
というのも【引き出し】は1つの空間に複数存在しているので、選ぶ、【引き出し】によって移動する空間やエピソードが変わってくるのだ。
だから、この物語において、革命を起こすというのは割と簡単な話なのである。
なぜならば主人公と別の行動を取って、行けば、別の物語が勝手に作られるのである。
【ラスボス目線】というのも【主人公】に対しての【ラスボス】であって、別のコースを行けば別の【ラスボス】がちゃんと存在している。
そう言う無数に枝分かれした【ストーリー】が【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)】という物語となっている。
また、重要な要素であるが、この【ストーリー】においては、【引き出し】の中にある【アイテム】以外の力は使えない。
もし、違う力を使ってしまったら、この【物語】自体を否定する事になってしまう。
革命を起こすのは良いとしてもさすがに【物語】を破綻させてしまってはやる意味がない。
だから、【芳一/表道化】達は、自身が持っている力を封印して、無力な人間と同じ状態で展開する事になる。
それがこの物語において守るべき絶対ルールである。




