第十六章35 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】33/【芳一】の第3班の展開(【キャラとも編】)7
【芳一/弱転】は、1つ目の【部屋】で、最初の【キャラとも】を作り出した。
最初に作った【キャラとも】は、自分自身を投影した物語、【公立夢想異界倶楽部学校】を創り出し、その主人公キャラとして、考えた【キャラクター】とした。
それは、本来であれば、元にした、【都立夢異世界部活学校】と言う現実をモデルにしているので主人公は【主人格】である。
だが、今回は、【弱転】を主人公/主人格として、本来の【主人格】は、【想発】とした。
つまり、それをふまえて【公立夢想異界倶楽部学校】は、気の弱い性格の【多田乃 宝壱】と言う架空のキャラクターで、13人格となっており、
【多田乃 宝壱/主人格(【弱転】の様な性格)】、
【多田乃 宝壱/想発(【主人格】の様な性格)】、
【多田乃 宝壱/真性暴獣】、
【多田乃 宝壱/表道化】、
【多田乃 宝壱/裏道化】、
【多田乃 宝壱/武賢】、
【多田乃 宝壱/見虚無】、
【多田乃 宝壱/言虚無】、
【多田乃 宝壱/聞虚無】、
【多田乃 宝壱/春花神謎】、
【多田乃 宝壱/夏鳥神謎】、
【多田乃 宝壱/秋風神謎】、
【多田乃 宝壱/冬月神謎】、
と言うように、【唯野 芳一】の主人格と【弱転】の立ち位置を入れ替えた様なキャラクター/【キャラとも】として作り上げた。
もちろん、むっつりな性格でもある【弱転】は【女性キャラ】の【キャラとも】を作りたいと言う願望はあった。
だが、
【美架】、
【雪玲/神娘】、
【ズィー】、
の3人も同居している状況で、いきなり趣味丸出しの【女性】の【キャラとも】を作る勇気は【弱転】には無かった。
これが【主人格】だった場合は、間違いなく、迷い無く、【女性キャラ】を第1に作っていただろう。
【芳一/弱転】には自分の意思を前面に出すだけの勇気はひねり出せなかった。
結果として自分(【芳一/弱転】)とうり二つの【宝壱】が姿を現し、
『よ、よろしく・・・』
と声を掛ける。
【芳一/弱転】も、
『は、はは・・・よろしく・・・』
と言葉を返す。
と言う展開になったのだが、これでは楽しんだとは言えない。
もっと自分に素直にならなくてはならない。
それが【芳一/弱転】のこれからの課題となるが、どうやらここで中継時間を使い切ってしまった様だ。
【第3班】の中継は以上となる。




