第十六章34 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】32/【芳一】の第3班の展開(【キャラとも編】)6
また、【キャラとも】は、【マテリアル・リキッド(物質化液体)】と言う者にマスターとなる者のイメージを注入して、生み出される。
例えば、【アニメ作品】などの【キャラクター】を生み出したい場合、【アニメ】などの情報をなるべく細かくイメージして作り出すことになるのだ。
他にも細かな情報とかはあるのだが、それを1つ1つ紹介していると中継時間がなくなってしまうので、【芳一/弱転】が考えた【キャラとも】を生み出すシーンを中継してこの中継を締めくくろうと思う。
【芳一/弱転】は、自分に与えられた5つの【キャラとも】用の部屋の1つに向かった。
【美架】、
【雪玲/神娘】、
【ズィー】、
の3人もそれぞれの担当する部屋で【キャラとも】を作りに行っているため、今は【芳一/弱転】の単独行動だ。
【芳一/弱転】は、部屋の前のドアについている機器を確認する。
3つの【ボタン】/【赤】、【青】、【黄色】があるのを確認する。
【赤いボタン】は、部屋を締めて押すと【ドア】の窓から覗ける様になっているが、【部屋】に【マテリアル・リキッド(物質化液体)】が満たされて行くのが見えるはずである。
十分だと思える量が【部屋】に溜まるまで待って、これで良いと思ったら、また【赤いボタン】を押して止める。
足りないと思ったらまた【赤いボタン】を押せばまた続けて貯まる。
つまり、【赤いボタン】は【マテリアル・リキッド(物質化液体)】をつぎ足したり、止めたりする【ボタン】になっている。
【青いボタン】は、【マテリアル・リキッド(物質化液体)】を入れすぎたと感じたら押せば、【マテリアル・リキッド(物質化液体)】は霧散してリセットされる。
それでまたゼロから溜め直しになる。
【黄色いボタン】は、【マテリアル・リキッド(物質化液体)】の量がこれで良いと思ったら、押して【決定】する。
その後は、【マテリアル・リキッド(物質化液体)】の量に応じて【キャラとも】が作られる様になると言う仕組みになっている。
いくら精巧なイメージが出来たとしても【マテリアル・リキッド】の量が少ないと不完全な【キャラとも】が出来るし、多いと素材が余ってしまって部屋に余計な物が生成されると言う事になるため、バランスの良い適量を見極める必要がある。
これが単純な【キャラとも】の作り方となる。
それをふまえて、【芳一/弱転】は【赤いボタン】を押して、【マテリアル・リキッド】を部屋に注ぎ込む。
ちょうど良いと思う量でまた【赤いボタン】を押して、適量だと感じたので【青いボタン】は押さずに、【黄色のボタン】を押して決定する。
後は、【マテリアル・リキッド】が固まって【キャラクター】/【キャラとも】が出来るのを待つだけである。




