第十六章31 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】29/【芳一】の第3班の展開(【キャラとも編】)3
第4作【キャラとも(キャラクター友達)/男子編】の内容は、【超天才博士】と【世紀の大魔女】の夫婦が、【想像上の物事を具現化】する研究を成し遂げ、子供の居ない自分達が養子にして育てた子供達のために家を用意する。
その家には、養子にして育てた子供達が幼少期から見た漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターが実際の存在として現れ、子供達の友達になってくれると言う展開が描かれている。
第4作【キャラとも(キャラクター友達)/男子編】は【男子】の子供達の理想のキャラクター達がたくさん登場する物語、
第28作【キャラとも(キャラクター友達)/女子編】は【女子】の子供達の理想のキャラクター達がたくさん登場する物語、
として描かれている。
【芳一/弱転】がこの【世界観】で革命・・・と言うレベルに達するかは疑問ではあるが、新規性を見せるには、【キャラとも】の世界観でまだ表現されていない【キャラクター】を考えてそれを実在化させると言う展開を表現すると言う事になる。
【キャラクター】の実在化には、【超天才博士】と【世紀の大魔女】の夫婦が作った特別な【家】が必要となる。
その【家】には【部屋】ごとに1キャラずつ生み出せる様になっていて、生み出された【キャラクター】はそのまま、部屋に住む事が出来る。
ただし、条件があり、部屋の数以上の【キャラクター】は実在化出来ないし、他の子供が実在化させている【キャラクター】はその子供が実在化させている間、自分の友達として実在化させる事が出来ないと言うルールがある。
また、【人気アニメ】や【人気漫画】、【人気ゲーム】などは全て、現実にあるものとは異なり、全て、【芳一】が考えたオリジナル作品である。
つまり、【作中作】が無数にあるのが、この【作品】となっている。
よって、【芳一/弱転】が新しく考えて追加する事が出来るが、物語が破綻しない様に作らないと行けないと言う事になる。
例えば、【十大SFロボットアニメ】と言うのは作中で決まり事としてあるし、【三大冒険アニメ】と言うのも存在する。
つまり、【11番目のSFロボットアニメ】や【4つ目の冒険アニメ】を作るにはそれなりの理由と要素が必要になる。
何もない状態で、新たに作っても空っぽな設定の薄っぺらい作品が出来るので、作るのであればこの世界の中で評価される必要がある。
当然、【芳一】自身はろくでもない作品に評価を入れるつもりはない。
例えば、11番目の【SFロボットアニメ】を加えるのであればそれなりのエピソードと濃い内容が必要となる。
【芳一】はこれを作った時に他の例外が出来る様には作っていない。
つまり、作った当時の自分の想像力を超える事が求められるのだ。
作中で、色んなタイプの作中作を表現している【芳一】に対して、更に追加してやるという事は生半可な事では出来ない。
当時の作風を思い出しながら、第4作【キャラとも(キャラクター友達)/男子編】でも第28作【キャラとも(キャラクター友達)/女子編】でも表現していない魅力的なキャラクターを生み出せるかどうかが問われているのである。




